日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

ちょっと実家に。


 実家は栃木です。家からはドアtoドアで2時間以内で着くし、今回は私一人なので大仰な帰省支度など何もしなくてよいのは楽で良い。
 予定のない休みだったので、昨日実家に帰ろうかとTELしてみたら、父親がまた倒れたとのこと。大事には至らなかったようで一安心。「そんなこんなでバタバタしてるから来なくてよい」との事でしたが、一応ちょっと心配だったので、許可を貰わずに突然押し掛けました。といってもひとりですから、普通に家に帰るようなもん。一応お見舞いのお菓子は持参。
 それにしても人がいない。
 その話は丁度1年前にもここで書きました(http://d.hatena.ne.jp/hee/20120813)。駅には数人の高校生がいましたが、一歩駅を出、自宅に向かう10分程度の道のりの中で、一人もすれ違わない。国道はそこそこ車走ってましたが、そこに出るまで車ですらすれ違ったのが2、3台くらい。これは連日の猛暑だけが原因とは思えない。聞いてみれば、うちの実家の近くの殆どの家では、子供たちが独立し別のところに居をかまえてしまい、老人ばかりだそう。うちも老々介護家庭だし、本当に子供が少なくなったよう。たかが新宿から1時間離れただけでこんな状況だから、どれだけ東京に一極集中しているか。おふくろが「あと10年もしないうちにこの界隈は空家だらけになるのではないか」と言っていましたが、シャレじゃなく恐らくそうなるに違いありません。
 親は早々に墓を買い秋には墓石も立ててしまうそう。"寿陵"といい、古くから「長寿」「子孫繁栄」「家内円満」の3つの果報を招くとされてます。それはともかく自分の墓を自分で建てるというのは安心なのかもしれません。
 ご本家ではありませんから家に御仏壇もなく、新しく家を建て墓を建てたけど結局家に残ったのは夫婦、墓に入るのも恐らく夫婦のみというのも寂しかろうが、それも時代の趨勢というものか。
 
 時は確実に流れ、子は成長し巣離れをしていく。実家近くの森が伐採されて、新しい家が立っていて、そこにはまた新しい家の歴史が作られていきます。そうしてコミュニティが新陳代謝されていく。哀しいけれど、そうやって街は新しい血を入れ循環していくのでしょう。


あ、実家に行ってわかったこと。
 うちの家紋はそれまで2つ引とばかり思ってたら、丸に3つ引らしい。

色々調べると、武士の家系で使われていたとありますが、少なくとも私の知る限り、父の実家は由緒正しき貧農。親父によれば「川の字(私の姓の2番目の文字)を横にしたんじゃね?」だって。まぁそんなところでしょう(苦笑)。どー考えても武家じゃないわw