小金井公園弓道場に遠的練習、と思ったら小雨が降り続いており、残念ながら遠的場は閉鎖。
近的場も12立はできる広い射場。ホームの弓道場は屋内3人立で狭いのでここはここで気持ち良い。雨だったせいか、近的射場はいつもより多い弓引きがいました。
私のように、遠的をしに来てできないから近的練習に切り替えた人もいたようです。
2時間で32射。十分楽しめました。
しかし遠的が出来なかったのは残念でした。
弓の、もともとの競技としては遠的が普通だったんでしょうけど、遠的も近的も射法八節に則って矢を飛ばしますから、確かに28mの近的ができないと60mの遠的は出来ません。そういう意味では近的が基本であることは間違いないのですが、「近的もまともにできないのに遠的をやるのは背伸びしすぎ」的な事を言う人がいて、それは違うんじゃない?と常々思っています。
私的には、近的で安土(垜)まで矢を届けることができる、なんとなく的もしくは的に近くに矢を届けることができれば、遠的やってもいいと思います。ただ弓力(弓の強さ)が弱いと、弓の力を矢にちゃんと乗せられないと60m先に届けるのはきびしい。今は遠的場の上に矢が外に出ないように防矢ネットがあり、矢飛びの角度をつけるのにも限界がある。一番遠くにとばすのは理論上45°の角度になりますが、今の遠的場では45°まで上げる事はできません。それが「弱い弓だと届かない」大きな理由です。強い弓であれば、そこまで角度を付けなくても、弓の力だけで60m飛ばすことができる。20kg以上の巧人だったりすると、近的と同じように、角度をつけずとも60mの的に届く。私、メインで使っている弓は16kgなんで指1本分籐で4巻分くらい上にあげないと届きません。
やっぱり遠的は晴れた日が気持ちよい。
青い空、白い雲、グリーンの芝生が敷き詰められた矢道。響くのは弦音のみ。
矢は近的の倍の滞空時間。的に中った乾いた音がかすかに聞こえる。
色分けされた的のどこに中っているかをワクワクしながら60m先の的に矢取にいく。
60m先の的のいかに中心近くに中てるか競技的側面が強いので、近的をやっている時の”お作法”的な注意はまずない。勿論お作法が出来る事が前提ですが。
遠的場併設の弓道場がホームの人は羨ましいなぁ。
遠的できる日は出来る限り練習したいと思います。目指せ県大会入賞♪まずは秋の大会w