つーかハードカバー発刊の時に読んでるので2度目。
上代文学専攻の私には懐かしい名前がたくさん出てくる。
三輪山、蛇神信仰、箸墓古墳、草薙剣・・・
半村良の作品に多いのですが、
なんでもない日常から不思議なことが起こって
とてつもない歴史の闇の真実が現れる、という系統の作品が
結構好きです。
現実を縦糸にフィクションを横糸に織り込んで作品を仕上げているような・・・。
梅原克文作品は、『二重螺旋の悪魔』『ソリトンの悪魔』が面白く
これは3作目。
寡作なのが残念。
もっとこういった作品書いてください。
『サイファイ・ムーン』はどんな感じかなぁ。