日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

出張でした。

久しぶりにスーパーあずさ甲府入り。やっぱ電車は楽よ。車じゃ本読みながらいけないもん。
というわけで、今読んでいるのは「映画『黒部の太陽』全記録」熊井啓新潮文庫)。『黒部の太陽』は関西電力黒部第四ダム建設の為の工作機械を渓谷に送る為にトンネルを通す話。途中フォッサマグナ(大破砕帯…岩盤の中で岩が圧力で崩れて細かくなってその中に地下水が通ってる地帯)を貫通するきわめて困難な工事だったらしい。この映画は、五社協定の生きていた時代。大手5社以外が大作映画を作るなんて考えられない時代。そんな映画作りの困難と映画の内容がオーバーラップして、読めば読むほど観たくなる。勿論短縮版じゃなくて3時間15分の完全版。あーなんで公開を許さないの?<石原プロ。ソフト化が無理だとしてもニュープリントでリバイバル上映すれば絶対あたると思うんだけどなぁ。
パブリックドメインになるのは2039年。あと30年座して待てってか?
今からデジタルリマスターで特典映像満載、1万くらいなら飛ぶように売れると思うんだけど。今となってはDVDじゃなくブルーレイかな。
にしても、熊井啓監督と石原裕次郎三船敏郎、プロデューサーの中井氏も既に鬼籍に入り、制作に携わった主要4人がいない中、初号試写の状態を再現するのはもはや難しい。
せめて監督が生きていた時にデジタル化して欲しかったなぁ。
昔ならともかく、今はTVも大画面は当たり前、映画好きなら自宅にプロジェクター+5.1chサラウンドシステムが10万も出さないで設備整えることも可能(家買ったら絶対映画ルーム作ってやるとひそかに画策している私)。
こんな状況ならソフト化に反対していた裕次郎さんだって許してくれると思う。ご英断を。