勤労、納税、教育(を受けさせる)。これが日本国民の3大義務と学校で習いました。
日本国民でいるからにはこの義務をしないといけません。義務だからというわけじゃないけど、とりあえずこの3つをちゃんとしようとする気持ちはまず大切だと思います。
しかしながら、納税は当然の事として、身体を壊して働けない人は、日本人じゃないのか、とか、そもそも子どもがいない人は教育を受けさせる義務を履行したくても出来ない。ということは、日本人であってもこの3大義務を果たしていない人っていうのは実は結構いるんじゃないかと思うんです。
じゃあ義務っていったい何なんだろうと思う。納税はしないと罰則があるけど、勤労、教育については不可抗力な問題も孕んでいて、それを義務というのはなんかちょっと変。
なんでこんなことを思ったかというと、なんとなくなんの疑問も持たず就職して、サラリーマンだから給料から自動的に税金とられて、年末調整で戻ってくるとそもそも払い過ぎた税金なのに嬉しいって思っちゃう奴隷根性が完璧に沁みついていたりして、なおかつ、その少ない給料から子どもの教育に結構な支出をしているのって、日本人の鏡だよなぁと思った次第です。まぁそういう人は自分だけじゃなく当然いっぱいいるからすごいでしょ〜ってことはないのだけど、一方で義務を果たしていない(果たそうと思っても出来ない)成人がいて、そういう人はじゃあ日本国民かというと、この「義務を果たさない」という一点においては、実は違うということにもなったりするわけで。
国民の義務っていったい何なんだろう…。