日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

通常業務に。

実質、忌引は昨日の1日だけ。会社に規定では4日間もらえるんですがそうもいかず。ま、いたとしてもあんまし役に立たないし、子どもたちは学校だ塾だといろいろと用事があるので、昨日帰宅。カミさんは各種事後処理のお手伝いということで、今日帰ってきました。

という訳で、義父の想い出でも。
酒は、基本洋酒専門でした。サントリーの角とかスーパーニッカがお気に入りで、だいたいお湯割りで飲んでました。話好きで、「北の国から」の話をすると止まらなくて。「北の国から」を見るようになったのは義父の影響です。
本好きという話は以前も書きましたが、うちのカミさんを含め3人の子どもがいながら、ものいりな時期に、公務員の安月給で数万円も本を買っていて家計を逼迫していたとのこと。その影響か、カミさんの家は家族全員本好きで、それはもうたくさんの本が今も家にあふれかえっています。
「heeくん、これ見たかい」もう20年近く前、ある日実家に行った時に差し出した本、というか写真集。「ん、なんですか?」開けてみると、宮沢りえの写真集『Santafe』。仕事場に紀伊国屋書店の外商が出入りしていて「○○さん(義父の名)の為に取っておきましたよ」と言って渡されたそう。勿論義父が頼んだわけではないのですが、そう言われたら買わないわけにはいかないというのも義父の人のよいところ。「並ばずに発売日に手に入れちゃったよ〜」と実はうれしそうに語っていました。
家裁の仕事は天職だと、いつも言っていました。離婚調停や遺産相続はあまり好きではなかったようで、専門は少年事件だったらしいです。「人の家のごたごたに首つっこむのが仕事」と言っていましたが、楽しんでる節もあり、根っからの世話好きだったんでしょう。
清廉潔白な人で、家裁の調査官という仕事は、当事者の家に訪問したりするらしいのですが、出されたお茶まではOKだけど、ジュースはダメとか、お中元お歳暮なども届くそうですが丁重にお断りして送り主に返却していたとのこと。今は公務員叩きが横行し、確かに利権、私欲をむさぼる人もいるでしょうが、しっかりと公務に命をささげている人も間違いなく存在するのです。
享年77歳。満年齢では、誕生日前なので76歳ですけど、享年って数え年なんですね。
カミさんと結婚してからのお付き合いでしたが、本当に出逢えて良かった人です。もっともっとたくさんの話を聞きたかった。残念です。