過去最高線量の放射線検出…1、2号機主排気筒
(読売新聞 8月1日(月)20時42分配信)
東京電力は1日、福島第一原子力発電所の1、2号機原子炉建屋近くにある主排気筒の地面近くで、これまでで最高の1時間当たり1万ミリ・シーベルト以上の放射線を検出したと発表した。付近での作業予定はないが、東電は半径3メートル以内を立ち入り禁止にした。これまでは1号機原子炉建屋内部で検出した毎時4000ミリ・シーベルトが最高だった。毎時1万ミリ・シーベルトは、6分間浴びただけでも被曝(ひばく)線量が1000ミリ・シーベルトに達し、吐き気などの急性症状が出る。作業員が7月31日、ガンマ線を検出するカメラを使って周辺を確認中に発見。1日に排気筒表面の放射線量を測定して判明した。測定した作業員の被曝(ひばく)線量は4ミリ・シーベルトだった。排気筒は1、2号機の原子炉格納容器などとつながっているが、現在は空気は流れていないという。松本純一・原子力立地本部長代理は「3月12日に1号機のベント(排気)を行った時に放出された放射性物質が主排気筒内部に付着している可能性がある」としている。
μ(マイクロ)もm(ミリ)もついていない。一瞬どれくらいか分からなかった。10,000,000μSv、いっせんまんマイクロシーベルト。すげえ。10,000mSv(ミリシーベルト)でも「お!」って思うのに…。
100mSv/hで100人に1人が癌になるんだそう。普通に生きていても、2.4mSv/hの自然放射線を浴びているらしい。なんつっても目に見えないから、よくわからないけど。放射線を短期間に全身被ばくした場合の致死線量は、5%致死線量(被ばくした人の20人に1人が死に至る線量)が2シーベルト(2000ミリシーベルト)、50%致死線量が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルト。致死量越えてるじゃん。
シーベルトは放射線防護の分野で使う人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位。チェルノブイリの頃はキュリーって単位だったっけ。1キュリーは3.7×10の10乗ベクレル。もうなんかよくわからない。
福島、本気でやばいんじゃない?
もっとも、カミさんとよく話しているのは、自分たちは放射能浴びた牛肉でも美味しく戴けるし、仮に将来子供ができなくなっても、もう要らないし、発ガンといっても何十年も先だから自分たちは、まぁ構わないけど、子供たちは心配だね、と。
結局、原子力は「神の火」だったということ。愚かな人間ごときが制御できる類のものではなかったってわけ。今更遅いけど。
いっぺん、アトランティスみたいに一夜の内に滅亡してしまって、仕切り直しするのも一考だと思うよ。
先日亡くなった小松左京大先生の「復活の日」では、MM88というインフルエンザ菌を親にした細菌で地球が南極大陸を残して滅亡、それを救ったのが、アメリカをはじめ大国が持っている核ミサイルだったというブラックなオチでした。
もういいよ、原発。