日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「ビブリア古書堂の事件手帖3〜栞子さんと消えない絆〜」を読む。

 三上延 著・メディアワークス文庫
 ビブリア古書堂シリーズの最新刊。第3巻目。
 北鎌倉にある「ビブリア古書堂」の美しき女主人栞子(しおりこ)さんは、通常会話に難をきたすほど極度の人見知り。でも本の話になると饒舌になるばかりか、その知識は博覧強記。店員の五浦くんは、本は好きなのに、ある事がトラウマで読む事が出来ない体質。そんな凸凹コンビの2人を中心に、古本にまつわる事件(と言っても殺人とかは起きない)を次々と解決する。
 まるでホームズとワトソンのようなコンビ。毎回栞子さんのプロファイリング能力に完全に頼り切っている物語は、安心感はあるもののワンパターンに陥りやすい。それをそこそこ読みごたえのあるものにしているのは、栞子さんを取り巻く謎の部分が少しづつ解けている事だと思う。連作長編なのですが、どこから読んでも大丈夫。
 本好きな人にはお勧めです。古書の奥深い世界が垣間見える良作。お勧め。