日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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薨去


 一部の人の死亡については、特別な敬語が使われる。
 天皇が亡くなった時「崩御」(ほうぎょ)、口語的には"お隠れになる"ということも。
 皇太子や大臣などの死を意味する「薨御」(こうぎょ)
 親王や三位以上の死を意味する「薨去」(こうきょ)
 王や女王、四位・五位以上の死を意味する「卒去」(しゅっきょ、そっきょ)


 「死去」は「死亡」の敬語。「逝去」は他人の死亡について述べる際に使用する敬語で身内には使わない。

 本日亡くなられた三笠宮崇仁親王は、(1)皇太子さま(2)秋篠宮さま(3)悠仁さま(4)常陸宮さまに次いで皇位継承順位5位。当然薨去を使うべきところ、殆どのマスコミは「逝去」を使用しているそう。「ご逝去」ともありますが、「逝去」そのものが敬語なのに「御逝去」っていうのは二重敬語。表現としてはやっぱりおかしい。こういうことを言葉を操る専門家であるマスコミが平然と使うってのはやっぱりおかしい。敬する心が足りないのか、わざとなのか…。

 戦後、天皇人間宣言をし天皇は神様じゃなく日本及び日本人の象徴となった。だからといって市井の民とは異なるのは当たり前。終戦以来、どうもマスコミが天皇を必要以上に貶めているような気がする。社会評論家、大宅壮一は1957年に一億総白痴化と言った(テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い。
— 「週刊東京」1957年2月2日号 )。
 今回の言葉選びは、マスコミは様々な場面で国民の意識操作をしているということがよくわかる事例だと思いました。
 "親しみがある"ことと"馴れ馴れしい"のは違います。
 マスコミを妄信せず、疑問に思ったらすぐに調べる癖はつけた方がよいですね。