新年あけましておめでとうございます。
昨年は喪中だった為1年振りの賀詞となります。
紅白は「新しい学校のリーダーズ」だけ観たかったのに気が付いたら終わっていた…残念。youtubeでちょっと観ました。
年越しそばを食べてる時は、「伊東家の食卓」を見ていて、その後は、カミさんはEテレで第九、帰省してきた娘は部屋に引きこもり、私はタブレットで今日で配信終了と知った「バクダッド・カフェ」をアマプラで観てました。
「バクダッド・カフェ」は1989年に日本公開。ミニシアターで異例のロングランだったそう。主題歌「calling you」が有名ですね。
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「バクダッド・カフェ」は、女主人ブレンダが経営するモハーベ砂漠にある寂れたカフェ+ガソスタ+モーテル。店の中は乱雑で埃まみれ。そのうえコーヒーマシンも壊れており、来る客はカフェのそばにトレーラーハウスを設置し、絵を書いて暮らしている老人コックスとモーテルに常駐している女入れ墨師デビーくらい。
客の来ないカフェでは、何を頼んでもまともにできない夫、ビアノの練習しかしない息子、トラックドライバーとすぐに遊びに出かける娘と家族のことも含めて常にイライラしているブレンダ。ある日、夫と喧嘩をして夫はカフェを出て行ってしまう。そこにラスベガスに行く途中、夫と喧嘩をして車から飛び出してしまった妻ジャスミンがトランクを引きずりながらカフェにたどり着く。
ジャスミンはモーテルの1号室に宿泊するが、持ってきたトランクは自分のものだったものの中身は夫のもの。荷物を詰める時に間違っており着替えすらない。時間を持て余したジャスミンはブレンダに断りもなく店の掃除をし、荷物に入っていた手品セットを使って客に披露するようになる。するとバクダッドカフェに客が来るようになり大繁盛。ところが、ジャスミンはただの旅行者で就労ビザを持っていないことを保安官に指摘され、カフェを去ることになる…。
ワクワクするようなお話ではなく、ゆったりと時間が流れるドラマ。主人公のジャスミンは太った中年女性で、その他の登場人物も美男美女は一人もいない。唯一きれいだなと思えるのは女入れ墨師のデビーですが、ほとんど喋らない。
ドイツ人のジャスミン、アフリカ系アメリカ人のブレンダの家族、白人の老人コックス、不思議な女性デビー、ネイティブアメリカンの保安官アーニーと人種の異なる登場人物たちが織りなすドラマは、今流行りのSDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」を先取りしています。
アマプラで昨日まで会員無料でした。今後は版権の関係でなかなか観る機会がないらしいですが、観れるときに是非見て欲しい。優しくなれる作品でした。
でその後、ジルベスターのカウントダウンを家族で観てましたが、私はyoutubeで何気に検索した「Desperado」を聞いていたら自然と涙が。
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画面から流れる歌詞をみていたら「あぁ今の自分へのエールだ」と思いました。
いちばん最後の歌詞
Desperado, why don’t you come to your senses
はぐれ者、なぜまともになれないんだ
Come down from your fences, open the gate
自分の柵から出てきて、扉を開けるんだ
It may be raining, but there’s a rainbow above you
今は雨かもしれない、だけど君の上には虹が出てるじゃないか
You better let somebody love you
誰かに愛してもらうんだ
You better let somebody love you
誰かに愛してもらうんだ
Before it’s too late
手遅れに、なる前に
半年の休職を経て、昨年末に心療内科の先生から産業医面談の許可を頂きました。
今年はもう一度やり直します。
なので、毎年記している目標はあえて立てません。まずは、健康を回復すること。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和六年甲辰 元旦