日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

レッスン中止(>_<)。

 先々週、コロナウィルスの影響でサックスのレッスンが中止という連絡がありました。そして今日、今週末もレッスン中止の連絡が。
 ただでさえ2週に1回のレッスン。前回のレッスンが2/14だったから、丸1ヶ月サックスに触れてません。更に2週延びて、1.5ヶ月。一応3月15日までと言ってたけど、次のレッスンはあるんでしょうか。

 当初ウィルスは保菌者との濃厚接触で伝染るといわれていましたが、そもそもどこに保菌者がいるかわからない状況。満員電車なんて絶対やばいと思います。

 先日「Fukusuma50」観に行きましたが、席は1個飛ばしでの予約、更に噂のおかげで、観客は少ない。満員電車よりよっぽどまし。そもそも映画館は空調が整っているから、密閉空間というほどでもない。
 しかしながら、音楽のレッスンルームは、防音で空調らしい空調はない。エアコンぐらい?しかも吹奏楽器、マウスピースは自前ですが楽器そのものはレンタル。これは環境的には最悪でしょう。

 こんなことになるならやっぱサックス買っておくんだった…。
 サックスは個体差があるので、買う時に試奏するのが当然。試奏…これもやっぱまずいじゃんね。

 さて、マイサックスを持っていない状態でどうやって練習すべきか。
 とりあえず、譜読みの練習とか、エアサックスで運指の練習か。

 コロナウィルス収束はいつになるんだろう。困った。

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「アンヌ今昔物語: ウルトラセブンよ永遠に…」

アンヌ今昔物語: ウルトラセブンよ永遠に・・・


ひし美ゆり子・著 小学館
 ウルトラセブンの魅力の一つが友里アンヌ隊員であることは間違いありません。
 たかがお子様向けのTV特撮、怪獣ものなのに、50年以上も愛されるとは、出演された人々も思っていなかった。当時のテレビ番組は、せいぜい穴埋めで再放送されることはあっても、本放送が終われば消えてなくなるもの。ところが、70年代後半から家庭用ビデオデッキが発売されて様相が一変、ソフトとして過去の作品が一気に脚光を浴びるようになった。
 ウルトラシリーズが幸いしたのは、すべてフィルム撮影をしていた事。NHKは潤沢な資金があったので、ビデオ撮影をし、そのビデオを使いまわししてた結果、ソフトとしての2次利用、3次利用が出来ず、どんな名作も消えてしまっている。2000年に入り、家庭用ビデオで録画されたものを提供してもらって復刻をしている有様。名作の少年ドラマシリーズもそのほとんどが今はもう見ることができない。
 
 「万華鏡の女-女優ひし美ゆり子」に続いての”アンヌ本”。個人的にアンヌ(ひし美ゆり子)ブームが続いています(^_^;)。こちらは「ウルトラセブン」を1話ずつ当時の思い出を絡めながら綴ったもの。20年前同形式で「セブン セブン セブン -わたしの恋人ウルトラセブン」というエッセイ集を上梓され、当然読んでいますが、今回はその中での思い違いを訂正したり、新たに思い出した事を書き綴られています。ひし美さんはもう50年も前の作品について断片的ながらもしっかりと覚えていて、こういった記憶の反芻がひし美さんを今でもアンヌ隊員たらしめているんだと実感。ウルトラセブンの登場人物やスタッフも続々と鬼籍に入っている今、このような回顧録を出版してもらえるのは大変貴重です。いつまでもお元気でいて欲しいですね。

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ひきこもり。

 ウイルス拡散防止の為、弓道練習場がある2か所ともこの日曜日は全館休館。雨だったこともあり、不幸中の幸いでしたが、大手を振って引きこもって映画三昧。
 昨日深夜はアマプラで「新仁義なき戦い 組長の首」を。75年東映深作欣二監督。
 「仁義なき戦い」5部作は以前観ており、「新-」は実録でない為未見でした。
 先日「万華鏡の女―ひし美ゆり子」を読んで、「新-」の2作目「組長の首」に出ている事を知り、アマプラにあるかと探したらあったので、つい。「ウルトラセブン」が終わったのが1968年。この映画が75年だから、7年後ってこと。
 思わず「アンヌ隊員は、セブンがパンドンに敗れウルトラの星に帰って行った後、ウルトラ警備隊(地球防衛軍)退官し、北九州のやくざの情婦になっていた」といらん妄想をしてしまいました。。
 惜しげもなくさらす肢体、次々と男を変えていくがその男どもは必ず死んでしまう。なんという”さげまん”ぶり。よく考えたらセブンも満身創痍で地球を去っていったもんなぁ。魅力的な悪女です。

 

 そしてやくざもの中で一番好きな映画「極道渡世の素敵な面々」88年東映和泉聖治監督。
 陣内孝則主演の80年代ニューウェーブやくざ映画。最初に観たのはレンタルビデオでしたが、DVD持っていてたまに観てます。恐らく10回以上は観てるくらい好きな作品。
 「新仁義なき戦い 組長の首」に出ていた室田日出男成田三樹夫が出ていて、室田日出男は、幹部役なので「新ー」と同じ印象ですが、成田三樹夫は、陣内と刑務所で知り合ったインテリチンピラで、”占有物件”を陣内に教える役どころ。額の広い成田三樹夫は頭のいいやくざというイメージが常に付きまとってますね。

 70年代と80年代でやくざものの映画は大きく変わりました。粗削りだけど勢いのある70年代のやくざものも決して嫌いではありませんが、「竜二」に始まる80年代の新しいやくざものは、単に乱暴なだけではないので結構好きです。

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新 仁義なき戦い 組長の首 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2018/05/09
  • メディア: Blu-ray




 

現実と虚構

 映画は”ノンフィクション””ドキュメンタリー”と銘打たない限り、すべて”ドラマ”、フィクションです。
 昨日映画を観てから、ネット上を色々と検索をしてみましたが、「Fukushima50」は、あまりにも真に迫っているので、”ノンフィクション”と思われてしまい、その視点での批判が凄く多い。ハリウッド映画でも、現実の事故、事件に材をとったものは多い。それでもこの映画の批判的論評をみると、どうもそこらへんの区別がついていない人が多いような気がします。
 私も、原発事故の事は一般常識レベルで知っていたものの、この映画に関する一切の予備知識なく、観終わってからネットで情報をみました。この手の映画にありがちな「事実と違う」「総理の描き方が極端」「英雄視されている吉田所長がかつて防潮堤の高さを10mを容認していた」「家族を描くのは余計」と、感動に水を差すものばかり。
 正直言うとそれらは大切な事かもしれないけど周辺の事だし、映画は完全なノンフィクションではない。ノンフィクションが見たければ、NHKスペシャルかドキュメンタリーを見ればよい。
 この映画は、予期せぬ混乱を前に、現場で頑張った人がいたことを描いているだけ。愛する土地、愛する家族を守る為に戦うというのはどういう事か。上位者に忖度し、ご機嫌を取る事じゃない。勿論そういう”政治”ができる人が出世をするのが世の常で、忖度された上司の出世に合わせて引き上げてもらい、より高い地位に就き高収入が得られる。でも本当にそれがよいことなのか。本当に生きるという事はどういうことか、守るという事はどういう事かを、事実をベースにしたフィクションという形で、観客に訴えかけてきます。
 事故からまだ10年に満たない現在、「まだ被災者(被害者)がいるのに時期尚早ではないか」という意見もありました。でもこんなに頑張った人がいたということをどれくらいの人が知っているんだろうか。少なくとも私は新聞以上の事は知らなかったです。それを知ってもらう事だけでもこの映画の作られた意味があると思います。勿論、東電や官邸、政府の不手際はありますが、それをことさら声高に非難するというのはこの映画のあるべき姿ではないと思います。また、頑張った人がいたからといって東電や当時の政府の罪が軽くなるものでもない。そこら辺をしっかりと踏まえて、ただ画面に映る”頑張った人たち”に涙するのは決していけないことではないのではないかと思います。

 「そもそも原発を推進したのは自民党」だとか「第1次安倍政権時代に原発の安全性を軽視した」とか「菅首相(当時)は、東電から正確な情報が伝わらなかった為に現場視察を強行した(だから悪くない)」とかいう批評に対しては、もう現実と虚構をいっしょくたに考えてる愚評です。いやいや映画だってば。
 よくできているからこそ、チャレンジングな内容だからこそ出る反対評と捉えて、まずは、渡辺謙佐藤浩市をはじめとする現場の人たちに涙せよ!

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映画『Fukushima 50』予告編(90秒)

 

「Fukushima50(フクシマフィフティ)」

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若松 節朗監督
 本日封切。封切初日で観に行ったのはいつ以来だろう。

 2011年だからわずか9年前。いまだ避難生活を送られている方がたくさんいる中での映画化が果たして正しいのか、冷静に、客観的に描くことができるのか、正直疑問もありました。
 福島、東北ではなく東京でしたがリアルタイムで経験した東日本震災と福島第一原発の事故がどのように描かれるのか、興味があり仕事帰りに観に行ってしまいました。
 映画館は、新型コロナウィルスの影響で1個飛ばしの席での予約受付、更に映画館は密閉空間ということで避けられたのか、初日にも拘わらず450席以上の部屋に20名くらいしかいませんでした。1個飛ばしの席はなかなか快適。

 「Fukushima50」というのは、初めて聞く言葉で映画の為の造語かと思ったら「東北地方太平洋沖地震の際に福島第一原子力発電所の対応業務に従事していた人員のうち、同発電所の事故が発生した後も残った約50名の作業員に対し欧米など日本国外のメディアが与えた呼称」という事でした。

 物語は2011年3月11日14時46分地震発生から始まります。地震津波の描写がリアルすぎて恐怖。CGで地震発生源を映し、膨れ上がる海が徐々に津波となって沿岸に進む。原発でも訓練通りの作業が始まるが、まさか10mを超える津波になるとは誰も想定していない。そして津波が到達し、ディーゼルの非常用発電が冠水、SBO(ステーション・ブラック・アウト)、全電源喪失状態、原子炉は冷却不能となる。
 吉田所長(渡辺謙)と1・2号機当直長の伊崎(佐藤浩市)式の元、原発に働く所員、関連会社の人たちは原子炉制御の為に最善を尽くすが、東電(映画では東都電力)と首相官邸が、現場の混乱に理解を理解することなく、様々な指示をしてくる。挙句の果てに首相が突然現場視察に行き、一刻一秒を争う作業の遅れを産む。そして事態はさらに悪化していく。疲弊していく原発所員たち。

 後日本店、官邸、原発事務所内のTV会議の様子が公開されましたが、映画的演出は極力抑えられて、ほぼそのままなのは驚きを禁じ得ません。
 実際の動画がこれ↓

福島第一原発3号機爆発時のテレビ会議映像

 無責任に指示する東京本店にいる緊急時対策班の東電常務(篠井英介)がまぁ憎らしい。上手すぎです。

 首相役の佐野史郎が少し演技過剰という評価もあるようですが、私、当時東電と仕事で絡みがあって、数か月後に別件で打ち合わせに行った時、震災の時突然首相がやってきて、会議室で怒鳴り散らしていた声が廊下でも聞こえていたというから、あながち過剰な演技でもないんじゃないかと思います。
 一歩間違えれば、東京を含む東日本全体が放射能汚染される状況を考えれば、平常な精神状態にいられないとは思います。ましてやそれが自分が首相の時に起きるとは。しかしだからこそ冷静に対処すべきで、ことの真偽はともかく、冷静さを欠いてしまう菅氏は首相の器ではなかったという事ではないかと思います。


 敢えて映画としての話。
 この映画は事実をもとにした映画ですが、私的には「シンゴジラ」と等質のカタルシスを憶えました。シンゴジファンは是非見るとよいと思います。シンゴジは”ゴジラ”という架空の恐怖でしたが、この映画は”原子炉”というリアルな恐怖。その恐怖に人間がどのように対峙するか、しかも政治的な混乱、会議、打ち合わせのシーンの多さなど似た面が沢山ありました。ゴジラ絵空事ですが、原子炉はすぐ隣にある。いかに想像力が欠如した人でも恐ろしさを感じる事でしょう。誤解を恐れずに言うと”リアル「シンゴジラ」”って感じ。

 まだ始まったばかりで、コロナウィルスの問題もありますが、多くの人に観てもらいたい映画だと思います。

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佐藤浩市×渡辺謙主演!映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

「万華鏡の女 女優ひし美ゆり子」

万華鏡の女 女優ひし美ゆり子 (ちくま文庫)
ひし美ゆり子樋口尚文
 ひし美ゆり子ファンを自認する映画評論家の樋口尚文さんによるロングインタビュー。
 2011年にハードカバーで上梓されその時に読んでいますが、今回9年振りに文庫化され再読しました。
 その時の感想はこちら→http://hee.hatenablog.com/archive/2011/06/01

 この手の本ってあまり文庫化されないからハードカバー買ったんだけどまさか文庫化されるとは…(^_^;)。
 ひし美ゆり子さんは1947年生まれ。今年73歳!すっかりおばあちゃんの年齢ですが、今もすごくステキに美しい。しかもfacebooktwitter、blogで常に日常を発信し続けていて、ファンとの交流も続いている。
 女優としてデビューしてから仕事の依頼が切れる事がない。女優らしくお高くとまったところもなく、結婚して女優業からあっさり足を洗ってしまったり、表題のように万華鏡のような人生。
 こだわりがないように見えて、しっかりと一本筋が通っているところもいい。
 
 いまだにファンが増え続けるのは、そんなひし美さんの生き方にあるのかもしれない。

 「ウルトラセブン」の本放送hが1967-68年。生まれていたとはいえ、2-3歳なので、当時の記憶は曖昧。友里アンヌ隊員にしても、意識したのはリアルタイムではなく再放送でだと思います。
 普通子供向け作品の登場人物って、キャラクターとして”記号”が変わってしまうので男性も女性もあまり髪型は変えないと思うんです。「ウルトラセブン」でも男性は全話を通して髪型は変わっていませんが、アンヌ隊員だけころころ髪型が変わります。ショート、セミロング、ロング、前髪を下ろしてたり、アップにしてたり。今の特撮ものでもここまで髪型を変えるキャラはいないかと。これってすごく珍しいと思います。
 そういう自由奔放さをスタッフも許していたんでしょう。
 アンヌには髪型を記号にする必要のないくらい魅力的だったのは間違いありません。

 セブン終了後、惜しげもなくヌードになって体当たりの演技をしていたのを知ったのですが、結局まだ1作も観ていません。やっぱり自分の中では永遠のアイドルを汚したくないというか…。
 ひし美さんの生き方は本当にいい。この本を読んで改めてファンになりました。セブン以降の作品も見ることにしよっと。

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ついに1000人越え。

新型肺炎、感染者が千人超に 5カ国目、国内で拡大

 各地で拡大する新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)で、北海道や千葉、愛媛、高知各県で4日、新たな感染者が11人確認された。クルーズ船の乗船者やチャーター機の帰国者を含めた国内の感染者は1010人になった。■感染者が千人を超えたのは、発端となった中国のほか、韓国、イラン、イタリアに続いて5カ国目。世界保健機関(WHO)も日本の状況に危機感を募らせている。■世界の感染者数は9万人を超えた。中国本土で約8万人だが、新規感染者数は下降傾向。中国本土外で1万人を上回り、中国以外での増加ぶりが顕著になってきた。(3/4(水) 19:41配信共同通信


 日本の感染者がついに1000人を超えた。これは、症状が出て、辛くなって医者に行き、検査をした結果の数ですから、症状が軽い、もしくは無症状の人を合わせたらこの10倍でも足りないでしょう。
 世界中でも感染者がうなぎのぼり。衛生的に見て日本は世界有数の衛生意識の高い国。それがこのような状況なのだから、その他の国は今後もどんどん感染者が増えていくに違いありません。
 と、いうことは、仮に日本での感染拡大が収束したとしても、参加各国で新型コロナウイルスが蔓延していたらオリンピックどころではない=東京オリンピックはどう考えても開催不能です。

 学校は休校になり、相撲もプロ野球も無観客となっており、今回高校野球まで無観客試合に決まった。ライブは軒並み中止。人が集まるイベント事はほとんどが中止。お花見まで自粛しろと。
 旅行業者は勿論、学校給食業者、学校に牛乳を納める酪農家、そして中国に工場を持つあらゆる業種で生産、物流が滞って大混乱の状態が続いているし、しかもすぐに平常運転に戻る様子もない。

 次に来る災害は南海トラフ、首都直下地震かと思っていいたら思わぬ伏兵でしたね。東京オリンピック中止の予言がこれまでもたくさん出ていましたが、誰一人ウィルス蔓延を予言していなかった。予言ってやっぱいい加減です。

 3月中に収束とかいってたけど、短くても夏ころまでは続くんじゃないかな。
 ウィルスが暖かくなって活動が鈍る保証はどこにもない。しかも赤道直下の国でも感染者が増えている状況を考えれば、世界的にはこれからが本番。

 一体どうなってしまうのか。。


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「ラストレター」

ラストレター (文春文庫)

岩井俊二著・文春文庫

 現在公開中の同名映画の、岩井監督自らノベライズしたもの。
 映画とは若干展開が異なり、乙坂視点で物語が進んでいきます。なので、読者も乙坂の立場に立つことで、物語に没入することができます。
 また、映画では、裕里の息子だった瑛斗が未咲の息子(鮎美の弟)で、母を突然亡くした男の子の成長が挿話されている点が異なっています。
 とはいえ、全体的な流れは映画と一緒。
 特に、未咲のかつての夫、陽市と乙坂との居酒屋での会話も多く描かれていて、映画を補完する形になっていました。
 一方で、映画では、高校時代の未咲、乙坂、裕里の場面や、鮎美と颯香の場面が多かったのですが、乙坂視点の為かなり減っています。ここは映画の方が良かった。大人になる前の女性を美しく描く岩井マジックはやはり映画にはかないません。
 小説は、岩井監督が描いている=岩井監督が乙坂に自分の気持ちを仮託していると思いました。なので、小説版は男性向けかも。
 映画を観た人にはお勧めです。

 解説で、この映画で乙坂の書いた「三咲」という小説は完成作品として存在しているとの事。
 できれば、映画に出てきた形と同じ装丁で上梓されないかな。
 

 冒頭で、スマホを壊されて(壊され方が映画と小説では異なっていました)、”文通”という前時代的な手段で進む話は、やっぱり新鮮。
 メールやLINEで、手軽にやり取りできるのとは違い、一文字々々丁寧に書いて、切手を貼りポストに投函、相手に届くのに数日かかり、そして相手はそれを読み、返事を書く。それだけで1週間はすぐに経ってしまいます。
 書いてる時間、ポストに投函する時のドキドキ感、そして返事を待っている時、自宅の郵便受を毎日確認する感じ。こういうのって今の人には分からないんだろうなぁ。
 既読が付くとか、Resが遅いとかいうのと時間の単位が違います。でもこの待つ時間がより愛を深めたりするのです。

 手紙、書いてみようかな…。あ、ドキドキするような相手は一緒に住んでたわw

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ラストレター (文春文庫)

ラストレター (文春文庫)

人は一人では生きていけない。

 単に友達がいるとかいないとかいう問題ではありません。


 地震や台風、大雪でこれまでも散々経験しているのにまた同じ過ちを繰り返す私たち。

 スーパーでは、マスクがない、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュペーパー。学校休校の影響か、冷凍食品、お米、お菓子、あらゆるものが店の棚から消えている。
 デマだとわかっていても、「こうしちゃいられない」と必要以上に買い求める人。気持ちは分かるんですけど、取り敢えずトイレットペーパーの在庫がない人だけ必要な分を買えばパニックにはならない。
 ティッシュペーパー5個セットボックスもない。いやいや、普通押し入れに買い置きあるでしょ。いつもなくなってから買うじゃん。
 とにかく店に並んでるものをみんな買おうとするの、止めましょう。
 なんというか、どうして災害が起きると人は物を貯め込むんだろう。

 今は、自分ひとりで生きていくことはできない。
 電気を作ることもできないし、水もほとんどの家庭は上水道で井戸のある家は少ない。
 農家でもなければ野菜は買わないといけないし、畜産家か猟師でなければ肉は食べられない。魚は、海釣りが趣味なら食べられるでしょうけど、さすがにマグロは食べれない。
 特に都会に勤めるサラリーマンって、こと、生きる事に関しては無能の集まりです。

 あらゆるものを他人の力に頼っている現状は本当にいいことなんでしょうかね。

 いつも何気なく利用しているものが、自分の力では何も出来ないって自覚を持つこと。
 そしてあらゆるものに感謝をしながら静かに生きていくこと。
 そうすれば、こんなくだらないパニックなんて起きないのにね。

 もうね、ほんと莫迦ばっかり。


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練習

 先週練習できず、昨日も体調がいまいちだったので稽古に行けず。さすがに2週連続で的前に立たないのは不安なので、弓道場に。
 東京の施設は軒並み利用中止。川崎はスポーツ教室、イベントは中止ですが、弓道場の団体予約は今のところ平常通り。ま、自己責任って奴ですね。
 やっぱ東京は、首相の要請を無視できないって感じ?
 
今日もいつも同様13名くらい来てました。新規入会の方も1名参加。

 病み上がり(上がってないけど)の為、20射で上がり。それでもいい具合で力を抜くことができたのか、12射までは9中と好調。その後2中/4射、3中/4射、1中/4射と崩れて終了。とりあえず羽分けキープ。

 弓道って、普段使わない筋肉を使うので稽古は欠かせません。勿論、家でゴム弓を引いたりして筋力を落とさない練習もできるんですけど、そもそも練習嫌いな私、やっぱ的前に立って的を狙わないと、練習した気になりません。
 大切なのはわかるんですけど巻藁練習も必要最小限。邪道だし先生には怒られちゃいますね。
 勿論昇段には的中よりも射形、体配が重要です。とはいえ審査は参段以上は的中は最低限の必要条件。的中しなければ、協議の対象にもなりません。ちゃんとした射で的中率を上げる事。その為の巻藁練習というのはわかるのですが、巻藁で10本やるなら、的前で10本やる事の方がよいのではないかと私は思います。
 
 しかし、弓ができるのも健康が土台。まずは体調回復してほしいものです。


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