1月期のドラマが出揃いました。
面白そうなところで綾瀬はるか、高橋一生主演の日曜21時TBS「天国と地獄~サイコな二人」、池脇千鶴主演土曜11時40分フジ「その女、ジルバ」の2作。
日曜22時半日テレ竹内涼真主演日テレ「君と世界が終わる日に」、土曜23時半テレ朝生田斗真主演「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」はTverで滑り込み視聴できました。Tverありがたいわー。
でこの2作、共通点がありました。
「君と世界が終わる日に」は竹内涼真君と中条あやみちゃんが同棲していて、この2人が付き合うきっかけとなったのが高校時代の弓道部。ウィルス感染でゾンビ化した暴徒をやっつける為に、竹内涼真君は高校の弓道場から弓と矢を持ち出す。
「書けないッ!?」では、主人公生田斗真くんの娘、高校生の絵里花(山田安奈)が弓道部所属という設定。2つとも扱いは違えど、弓道が画面に出てきます。
しかしあまり感心しない使い方で、ちょっとどうかなと思ってしまいました。
「君と世界が終わる日に」では、ゾンビと戦う武器として、弓が使われています。
使われている弓は、弓道で使われる弓と異なり短いもので、お座敷でやる”四半的”用のものみたい。なんでそれが弓道部の部室にあるのかが疑問。だいたい、矢筒を斜め掛けして、次々に襲いかかるゾンビを和弓で退治できるほど、和弓の的中率は高くありません。頑張らないと20射皆中できない、しかも現役引退した人が手にしても、まず武器としては役に立たないでしょう。ゾンビが人か否かという問題はありますが、命を的に弓を射てはいけません。
もうひとつの「書けないッ!?」では、妄想の場面ですが、絵里花に片思いする大学生の菊池風磨くんが、弓道着を着た山田安奈ちゃんに和弓の弓矢でハート(心臓)を射られるシーンが出てきます。
弓道をやっている私としては、弓道は柔道・剣道と比べても地味でマイナーな武道なので、TVで取り上げるのはとても嬉しい。最近では、吉川晃司主演「探偵・由利麟太郎」で、主人公の由利が集集中するために弓を引く場面がありました。でも、この2作での取り上げ方はあまり感心しません。
そういうことに目くじら立てるから「弓道警察」なんて いわれるんだよ。というご意見もありますが、和弓は単なる武器じゃないのです。弓道経験のない人が達人クラスの役は、演技でもできない、というのがドラマで弓道を取り上げる難しさです。
しかも人を射ることはたとえゾンビあっても和弓を使うのはご法度だと思うんですけどねぇ。
といいつつ、今後の展開は気になるのでこの2作は見続けようと思います。
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