日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「マタンゴ」

hee2008-02-03

公開は1963年なので、私、生まれる前なんですね。最初に見たのは大学生の頃、当時都内にたくさんあった名画座のオールナイトだったと思う。
話はMOOK本なので知っていましたが、単なる怪奇映画ではなくて、人間のエゴがむき出しになった後味の悪い作品。
とはいえ、この作品かなり好きで、DVDも買いましたし原作(ホジスン『夜の声』入り短編集)とその後発売された福島正実のノベライズ版(『怪獣映画大全』所収)も読みました。
実は、マタンゴの島こそ楽園なんじゃないか。
当時の日記にそんなことを書いた憶えがあります。


簡単に「マタンゴ」を説明すると、
豪華ヨットでクルージングに出かけた7人の若者が、悪天候で難破、鳥も寄り付かない絶海の孤島に漂着。最初は何とか脱出を試みようとするものの食料は底をつき、地生のキノコを食べることに。只そのキノコを食べるとどうやら恐ろしいことになるらしい。キノコの名前はマタンゴ。自分たち以前にこの島に漂着した船(放射能調査船らしい)のサンプルルームにあった菌類サンプル。最初は自制していた仲間も飢えの為、一人、またひとりとキノコに手を出し最後は…。


てな、感じ。
マタンゴを食べてマタンゴになる。
人間社会に戻れば勿論怪人に違いないけど、島にいる限りはみんなマタンゴなわけだし、食べるものには困らない。
こう仕事とかに疲れると思うのです。
「私もマタンゴ島に行ってマタンゴになりたい」と。


さて、何でこんな話を書いたかというと、
45年ぶりに続編『マタンゴ―最後の逆襲』が出たからです。
勿論即購入。現在読んでますが、なかなかマタンゴ好きにはたまらん感じで非常に結構。

マタンゴ」未見の方はまず一見をお勧めします。
最近TSUTAYAでもレンタルを開始した様子。
私に声を掛けて戴ければ貸してあげますけど、
と、マタンゴ布教活動に燃える私です。