御殿場の研修施設は、社内の研修だけでなく、今回のように社外の方を受講者として受け入れた研修や地域のコミュニティにも貸し出ししていたりします。今回は、静岡県内の某高校がお勉強の補修合宿をしておりました。
昨日、ラウンジで缶ビールを飲んでいた時、22時を回った頃廊下を一群の女子高生が通って行きました。ラウンジはガラス張りなので、外から丸見えです。通り過ぎる時にラウンジで談笑する私たちを横目で見られてしまうわけですが、私たちはすっかりオフモード。彼女たちにしてみれば、
「あたしたちは、こんなに遅くまで勉強してるっつーのに、大人は気が楽だよなぁ」
って、絶対思われてるに違いない、と思いました。
私たちにしてみれば、「私たちも君たちと同じ時代を過ぎているから、こうして飲んだくれられる今があるんだよ」(とはいいつつそんなに勉強した憶えは皆無ですが…)と言いたいところですが、まさに受験戦争真っ只中の彼ら、彼女らにしてみれば、今の自分の置かれた境遇しかみえないから、そんな先のことを言われても想像もつかないに違いない。
うちの子供たちも私を見る目が冷たい。そりゃそうだ。カミさんは子供たちのために、食事を作り、洗濯をし、掃除をするが、父は、家に帰ってきたら遊んでるだけ。せいぜい、お風呂掃除と庭の草取りをする程度のことしかやらないんだから、家庭内での地位(尊敬度)は上がりようがない。
その点、自営業はいい。父の働く背中、家庭を必死に守っている姿を見て育つわけだから、尊敬に値する父であるという認識を常に持てたりするだろう。
ここら辺が、サラリーマンの悲しい性だったりする。
とはいえ、わたしの仕事する姿を見ても、何やってるかわかんないだろうし、絶対「かっこいい」とは思ってくれないかも知れない。
そういう意味では、住・職一体という家はいいなぁと思ったりもするのです。