究極の過去振り返り雑誌、最新刊です。
今やデジタルなのが当たり前の世界。デジタルでないものを探すのが難しいくらい。私たちはアナログからデジタルに変わっていくのを多感な時期に目の当たりにした世代です。考えてみれば、面白い時代に生まれたものです。
テレビが白黒からカラーになり、リモコン付のテレビが出て来たり、電卓が一家に一台の時代から一人一台になり、ショッピングセンターのゲームコーナーもエレメカからビデオゲームになり、TVゲームとして家庭に入ってきた。パソコンが手の届く(それでも高かった)金額になったのが高校生の頃。勿論買えなかったけど。家庭用ビデオが発売されて再放送を心待ちにしなくても良くなった。ビデオテープも初期は高かった。。
レコードがCDになり、レーザーディスクが出た。高画質で驚いたのもつかの間、CDサイズのDVD、blu-rayとどんどん画質はよくなり、値段も下がった。昔「ゴジラ」のVHSセル版は19800円とか、セルビデオは軒並みそんな値段でした。今や高いと思う邦画blu-rayでも5千円程度。
YMOや冨田勲、東海林修のこれまでのアナログ楽器による曲からシンセサイザー音楽の黎明期でもありました。当時は未来的だと思っていたことも今となっては、ロストフューチャー感満載w
連載特集は昭和63年。昭和最後の年(厳密に言えば昭和64年も7日だけあるけど)。社会人になった年です。入社する前に「ドラゴンクエストIII」が発売されて、学生最後の春休みに徹夜でクリアしましたねぇ。
昭和を古き良き時代的に言う人がいますが、間違いなく今の方が良い。確かに著作権とか個人情報とか今ほど煩くなくて、TVや雑誌は面白かったし、街中に名画座があって、バブルに向かう頃はなんか街が浮かれていました。でも学生時代お金はなかったし、携帯も学生時代はビデオもなかった。待ち合わせに遅れれば駅の伝言板の書き込みを探し、公衆電話に十円玉を積み上げて長電話なんてこともした。電車を調べるには時刻表を見て、映画やコンサートの情報は「ぴあ」を買った。デジタルガジェット的には今の方がよいし、未来の方が更にいいに違いありません。でも便利になった分、なくしたものもやっぱりあるのかもしれません。
この雑誌を読むと、ノスタルジーだけでなく今の良いところも同時に感じさせてくれます。
- 出版社/メーカー: クレタパブリッシング
- 発売日: 2019/03/11
- メディア: 雑誌
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