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「機龍警察 自爆条項〈上〉 」

機龍警察 自爆条項〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

月村了衛著・ハヤカワJA文庫
2012年日本SF大賞受賞作。
7年前に第1作「機龍警察」を読んでいてその第2作目。内容すっかり忘れてました(^_^;)。
近未来警察小説。といえば「機動警察パトレイバー」が有名。このお話の"機龍"は、機甲兵装というもので、乗車操縦型ではなく、機体に搭載された龍骨(キール)と専任の操縦者の脊椎に埋め込まれた龍髭(ウィスカー)を量子的に接続することによる装着型。
 アクションはアニメ的ではあるけど、お話はかなりハードで、一般的な警察小説に近い。「パトレイバー2」のような感じでアニメにしちゃうと退屈かもしれない。

 「―自爆条項」は、機龍操縦をする警視庁特捜部の傭兵、ラードナー部付警部を中心としたお話し。ラードナー警部ははアイルランド共和軍暫定派(IRA)の流れをくむテロ集団IRFの元テロリスト。その元テロリストが何故傭兵となっているのかが明らかにされる。
 今回の敵は、まさにラードナー警部の古巣、IRFのリーダーが日本でテロを行う事を阻止していく物語。勿論、IRFを裏切ったラードナー警部もその標的になっている。
 新設の特捜部をよく思っていない警察内部の各部署、そして今回は外務省関係も特捜部の敵となり、どのようにしてテロを阻止するかが見どころ。

 上巻は、テロ開始に向けて埼玉県本庄市の化学工場に密輸された機龍兵装が集結しているという情報をもとにテロリストvs警備部との闘いが描かれるところで幕。
 その後の展開がきになるので、下巻突入です。


機龍警察 自爆条項〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 自爆条項〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

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