昨日「グランメゾン・パリ」を観終わった後、新宿に移動して観てきました。
最寄りのシネコンは55歳以上1,100円、ヤマトは一番近くは新宿なので、「グランメゾン・パリ」は最寄りのシネコンを予約、その後新宿ピカデリーで。
今回はプログラム2(75分):1月3日(金)~1月9日(木)
第16話「ビーメラ星 地下牢の死刑囚!」
第18話「浮かぶ要塞島!! たった二人の決死隊!!」
第22話「決戦!! 七色星団の攻防戦!!」
の3話。
この3話、「劇場版宇宙戦艦ヤマト」では第16話と第18話は全体的にはカットしても大筋は変わらないカットされたお話し。第22話は七色星団決戦なので、ほぼ「劇場版―」に含まれていますが、細かなところがちょいちょい抜けているので、七色星団決戦の全容を観る為には必要なお話しです。
第16話は、食糧を得る為、緑の惑星ビーメラ星に寄り道し、森雪とアナライザーで食料となる植物を探しに降下。アナライザーは森雪が大好きで結婚したいと思っている。それをストレートに森雪に伝えると操縦かんを握っていた森雪は動揺しビーメラ星に墜落、この星には、蜂から進化したと思われるビーメラ星人がいて、拉致されてしまう。
ビーメラ星はガミラスに従属している惑星で、ビーメラ星人をすり潰して得られるローヤルゼリーの献納を強制されている。同胞を生贄にすることで星としての命脈を保っているビーメラ星。
この回は、ガミラスに搾取される弱い星の命、森雪の人間の命、アナライザーの機械の命について語られる。
捕虜にされた後、アナライザーは雪の命(神がつくった)と自分の命(人がつくった)に違いはあれど、命にかわりはない、そして自分はこの命をささげて雪さんを守る、と宣言する。しかし、それも古代たちが彼らを助けに来るまでのこと。古代の姿を見た雪は彼のところに駆け寄り二人は抱擁する。
異星人と地球人、意識のあるロボット(アナライザー・進化したAI)、どれも命にはかわりないが、ガミラスはビーメラ星人を単なる栄養価の高い”食糧”としか見ておらず、森雪にしてもアナライザーにいかに求愛されても恋人とは思えない。
このお話しって、ヤマトの本質を上手くまとめている話ですが、長編アニメに編集する場合は”カットしやすい”お話しでもありますので仕方ありません。
第18話は、中間地点バラン星に向かう寸前、謎の宇宙要塞が出現。その要塞に近づくと機体がバラバラに分解してしまう。原因は、要塞から発信されているマグネトロンウェーブであることを突き止め、要塞内部から爆破する必要があった。真田技術班長はシームレス機を開発、古代とともに要塞に爆弾を仕掛ける決死隊に志願する。
このお話しは、真田技師長の秘密が明らかになる。両手両足が義手義足で、爆弾を仕込んでいる。それは、小学生の頃、ロケットカーを自分で運転、事故を起こし同乗していた姉を死なせてしまっていた。真田は常に「科学は人間の幸せのためにこそある」と言っている。真田にとって科学とは、大切な姉を殺した屈服すべき敵である(いや、無謀な運転をしたのは真田だけど…(^^;))。
「劇場版―」は、沖田艦長とヤマトの航海を中心に編集されています。これはこれでよいのだけれど、実はTV版全26話を見て初めてわかる乗組員個々の想いがある。
これをセレクトした庵野監督の慧眼はやはりヤマトフリークの代表格です。
次回プログラム3は1月10日(金)~1月16日(木)
第23話「ついに来た! マゼラン星雲波高し!」
第24話「死闘! 神よ、ガミラスのために泣け!!」
第26話「地球よ、ヤマトは帰って来た!!」
イスカンダル星でのやり取りを抜くという荒業ですが、イスカンダルでのスターシャとのやり取りや24話、26話は、「劇場版―」にある程度反映されていますので、行間を埋めるという意味では、いいセレクトだと思います。
ヤマト劇場版は全て映画館で観るのは、ある意味私にとってライフワークです。
来週も観ますよ、必ずw