日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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2012秋「サイボーグ009」新作映画化

 『009 RE:CYBORG』というタイトルらしい。まずはトレーラーがyoutubeにあったのでご覧ください。もう原作と全然違います。
=公開終了になりました。残念!2011.10.09=

監督が「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズの神山健治監督。セルアニメっぽいけど全編3Dらしい。一般的に3Dアニメというと、ピクサーのようなぬるっとした感じで、正直私、嫌いなんですよね。だから2D感を大切にしたという点でまず好印象。
 キャラクターの造形については、ファンの間では賛否両論。どちらかといえば否定的な意見が多い感じ?私的には、「鉄腕アトム・地上最大のロボットの巻」を現代風にリファインした浦沢直樹「PLUTO」を彷彿とさせます。昔は原作原理主義者だったんで妙なアレンジは嫌いだったんですけど、「PLUTO」好きだったのと、後は年取ったんですかね、意外と寛容になってきました。
 「サイボーグ009」は、東映動画の最初の映画、モノクロのTV版、昭和の芦田豊雄版、3度目の映画の山口泰弘版、ときて、一番新しい紺野直幸版と、それぞれキャラクターデザインはすこしづつ違うけどみんな好きだなぁ。モノクロ版のかわいいジョーが一番好きですが、芦田版の悲しいジョーも好きだったりします。山口版からのピュンマの大幅なデザイン変更も好意的に観ています。原作が時代的にかなり特徴をデフォルメしていたので、今のデザインとしては古い印象になってしまう。だから、その時々に合わせてイメージを残しながらデザインを変更するのは、ありだと思います。どんなにデザインが変わろうと、009と名乗る以上、「反戦」のテーマだけはちゃんと押さえてほしいと思います。サイボーグの孤独と悲哀をなくした「仮面ライダー」はもはや仮面ライダーではない。今のライダーシリーズは、原作や旧シリーズとは全く別物として楽しんでいます。
 自分も009との出逢いが、SF的なものに興味を持つきっかけとなった作品。いろんな人が「サイボーグ009」を自分なりに表現したいという気持ちはよくわかる。だから、今回のアニメも楽しみです。