日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

今日も稽古

 1月からリスタートしました弓道場通いも4ヶ月目。とりあえず、最低週1回は、射場通いをする事を心がけています。しばらく引いてなかった弓の反りが強くなり、最初は引き分けをするのも大変でしたが、最近やっと矢を飛ばせるまで回復。これは、弓が馴染んできたのもありますが、練習によって自分の身体の骨と筋肉のバランスが弓人になってきたという事。よしよし。
 3月3日(日)の朝日新聞日曜版で「本当はやってみたいスポーツ」ランキングがありました。順位は以下の通り。
1.馬術 ・・・・・ 525票
2.弓道 ・・・・・ 483票
3.アーチェリー ・ 440票
4.射撃 ・・・・・ 419票
5.テニス ・・・・ 412票
6.登山 ・・・・・ 402票
7.ゴルフ ・・・・ 383票
8.水泳 ・・・・・ 368票
9.合気道 ・・・・ 352票
10.ダイビング ・・ 348票
以下
11.野球 ・・・・・ 325票/12.サイクリング ・ 263票/13.マラソン ・・・ 261票/14.ダンス ・・・・ 251票/15.剣道 ・・・・・ 244票/16.ヨット ・・・・ 242票/17.空手 ・・・・・ 224票/18.カヌー ・・・・ 207票/19.サーフィン ・・ 201票/19.モータースポーツ 201票


 弓道が堂々の2位ですね、やってるものとしてはうれしいです。見た目かっこいーもんね。白い道着と黒袴。女性は黒い胸当。三日月状にしなる弓に番えられた矢。「カン!」と高い弦音。「パン!」間髪いれず的に中る音。これらが響く静かな道場。やりたいなぁと思うけど、全くの未経験者には、ちょっと敷居が高そうな感じ。
でも、やろうと思えば弓道場って、探すと結構あります。↓全国弓道場一覧をまとめたサイトがありましたので転載しときます。(全部ってわけじゃないみたい。私が弓道を始めた稲城市立体育館弓道場が無いし、今行っている川崎市立多摩スポーツセンターもない…。)
http://www.kcn.ne.jp/~toyo/yumi/yumi_db/zenkoku.html
 公立の射場は、経験者であれば個人でも引けると思いますが、大体どこかの団体がホームとして利用していて、その団体が施設から委託を受けて弓道教室をやっていたりするので、それに参加をすれば全くの未経験者でも丁寧に教えてくれます。教室の値段は様々ですが、3ヶ月で数千円程度でしょう。まぁ、週1回で3ヶ月くらいは通わないと、的前に立って弓を引くことはできない程度には難しいです。
 弓道するには、弓と矢とかけ(革製の手袋)が最低必要ですけど、大体どこの道場でも初心者貸し出し用のものがあるので、用意するのは足袋程度でOKです。最初のうちは道具を揃える必要はありません(全部揃えるとなると安くても数万円は掛かります)。最初は弓道着じゃなくトレーニングウェアで充分だし、剣道みたいに貸出用の防具が臭うってこともないし(笑)。初段審査くらいまでに弓道着を揃えれば道具は不要。弓道場の使用料は道具を借りても数百円。これは安いです。
 弓道の敵は的(というか自分)。相手がいるわけではないので、技をかけられて痛いとかいう事もない。道具も多少大きさや強さは違うけど素材によって中り外れは関係ないので、道具のせいにもできない。的に中らないのは、全部自分のせい。自分ができていないから中らない。相手が強いからとか言い訳はできない。矢を射る時のチェックポイントがいくつかあって、それをひとつひとつちゃんとできていれば矢はまっすぐに的めがけて飛んでいきます。
 しかしながら、これが難しい。1本中ったからといって2本目も同じようにできるかっつーとそうは問屋が下ろさなかったりする。弓、特に和弓は、自分の身体そのものが発射台なので、それが少しでも狂っていると思ったところに飛んでいかない。物理的な筋力、骨の配置もありますが、精神的な乱れも矢に乗って飛んで行ってしまいます。
 この邪念が曲者で、日常の雑事を考えていると全く中りません。かといって、中りを気にし過ぎても中らなかったりします。矢を飛ばす為のプロセスに誤りがないかを考えながら引く。そして、中ったからといって「ひゃっほ〜」と喜ばず、中らなかったといって落ち込むことなくまずはゆっくりと弓を倒す。これができるようになると、やっと入口に立った感じがするんですけど、私なんざまだまだ邪念の塊です。

 弓道やってる人って他の武道と違って穏やかな人多いので初心者向きだと思います。なんか、あの体育会系のノリが苦手な人は弓道お勧めです。あ。学生弓道はかなり厳しいところがあるようなので別ですけど。弓道人口もっと増えるといいな。
 
 
※弓のあたりという場合、「当たり」ではなく「中り」と書くのが正しいようです。