クレイジーキャッツの中では、植木等や谷啓、ハナ肇に比べると一歩引いたような立ち位置でしたが、やっぱクレイジーは、桜井センリ、犬塚弘、安田伸、石橋エータローが脇を固めるからこそ、安心して植木等のはっちゃけぶりが楽しめるというもの。そんなクレイジーも犬塚弘だけになってしまった。寂しい。。
99年に千秋実が亡くなった時、「あぁついに最後の侍が逝ってしまった」と思いました。「七人の侍」の中では一番最初に亡くなる平八が実世界では一番最後に亡くなったというのも皮肉なものだと。
クレイジー映画は、勿論リアルタイムで観ている年齢ではありません。TVや名画座、最近はDVDで殆どの作品を観ていますが、高度経済成長時代の、大変だったあの頃のサラリーマンは、クレイジー映画を観て大笑いして明日の活力にしたんだと思います。私も社会人になって、辛い時にクレイジー映画を観ることで何度も助けられました。
人はいつか死を迎えます。とっても悲しいけれど、みんなに勇気や希望を与えてくれたクレイジーキャッツは、永遠に不滅です。犬塚弘さんもどうか健康に気をつけてみんなの分も長生きしてほしいです。
桜井センリ。名コメディアン 逝く。享年86歳。
ご冥福をお祈りいたします。
「ニッポン無責任時代」予告編↓面白いのでぜひ本編も観て欲しい。TSUTAYAでレンタルしてるはず…。