今月相次いで弓友が亡くなりました。
ひとりは、3月5日に告別式、もう一人は本日告別式でした。2人とも私が弓道を始めた頃から知っている方でした。
3月5日に亡くなったN先生は、近くの高校、大学で弓道を教えておられ、私の所属する弓友会に参加をして、後進の指導をしていただいていました。私も何度か指導を受けました。今日告別式だった方は、私と同じ頃に弓を始めましたが、川崎北部に弓道場がない事を憂い、市の教育委員会等に働き掛け、今私がホームにしている川崎市多摩スポーツセンター内に弓道場を創ることに奔走されたそうです。まるで、黒澤明監督の「生きる」を地で行く生き方で、尊敬です。
弓道って、歳をとっても出来るスポーツですので、結構私より年長の方がいます。順番ですから、年長者がなくなるのは仕方のない事ですが、知り合いの死というはやはり感慨深いものがあります。
今回の告別式で、故人が弓道場で弓を引いているスナップ写真が葬儀場のテーブルに置かれていましたが、同じ立ちでやっていた私も写っていました。95年の日付でしたので今から18年前の写真でした。
告別式では、故人の柩の中に、弓道着が一緒に納められていました。久しぶりに再開した弓道ですが、私も皆さんの遺志を継ぎ、これからはずっと続けていこうと思いを新たにしました。
ご冥福をお祈り申し上げます。