授与式が、東京ドームあって、今日のニュースはこれ一色でしたね。
正直、国民栄誉賞って明確な基準もなく政治的パフォーマンス的側面が大きいと思っているので、どっちでもいいというのが本音で、没後受賞23人(女子サッカーは1団体)中12人が多いというのが特に納得いっていなかったので、今回の受賞は良かった。王貞治が1977年第1回の受賞でしたが、ONが戦後日本人の精神的助けになっていた事を考えるとやっと長嶋が受賞されたという感じです。
それに比べて松井の受賞は…。確かに国内外で頑張ったけど、国民全てが栄誉だと思える活躍かっていうと、王長嶋に比べるとちょっと疑問だったりします。師弟関係としての受賞であれば、個人受賞ではなく団体受賞と同様な扱いにしないといけないけど、今回はあくまで個人同時受賞。いえ、松井が嫌いってわけでも、活躍してないじゃんというつもりもありません。でも、ここで松井が受賞すると「え、あの人は?」と思える人がほかにもいるような気がするのです。イチローは国民栄誉賞の打診があった時に、引退してから下さいと言って辞退されたそう。
とはいえ長嶋の引退セレモニーは、当時リアルタイムで観てましたし、さほど野球少年ではない私でも「巨人の星」「侍ジャイアンツ」で育ったので、長嶋、王のすごさは刷り込まれています。だから今回の長嶋の国民栄誉賞受賞は嬉しいし、「4番サード長嶋」の場内アナウンスはやっぱジーンとしました。
脳梗塞で右半身マヒ→リハビリ(本人は筋トレと言ってるらしいw)中で、ズボンのポケットから右手を出すことはありませんでしたが、始球式での左手1本のスイングはしっかりしていたし、せっかくだから松井も長嶋に打たせてあげればよかったのいと思いました。