日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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破魔矢

破魔矢っていうのは、破魔弓と対になっていて、破邪の能力を持った人が方向と力と気を定めて構え射ることで邪気を払うってこと。


 はまゆみ【破魔弓】〔名〕正月に男児に贈った小さな弓矢。「はま」は藁(わら)や藺(ゐ)などを編んで作った輪で、これを転がして的(まと)として弓を射て遊んだ。近世中期ごろから「はま」の中に矢を立て、台に取り付けた飾り物となり、華美な装飾が施されるようになった。魔を払い長生を望むものとされ、後世はこの矢をお守りとして寺社で授けるようにもなった。『日本歳時記・一』に「年の始に童子破魔弓とて射るは、治まれる世にも武を忘れざる意なるべし。但、むかしは謝礼(しやらい)とて正月に内裏にて弓射る事のありしなり」とあり、『嬉遊笑覧・四』には、「はま弓は、はまと弓と二物なり…はまは藁にて造る。それを小弓にて射る戯は、今も田舎にありといへり」とある。建物の上棟式にも、破魔矢とともに屋上に飾った。「幼少の時分射たならば、さだめて破魔弓であろう」〔狂言・八幡の前〕「はま弓一挺(てう)を小判二両などにも買ふ人有りけるは…町人までも万(よろづ)に大気なるゆへぞかし」〔世間胸算用・五・四〕「五月の節句に甲(かぶと)、正月に破魔弓(はまゆみ)進じて祝義取る事も」〔織留・六・三〕(角川『古語大辞典』)
とあります。


 カミさんは、明日退院が決まりほっと一安心。安心ついでに弓道の夜間稽古に参加してきました。
 古来より、弓には魔を払う能力がありとされていて、初詣のの時に破魔矢を持った振袖姿の若いおねーちゃんがいたりします。弓って神具としても使われますもんね。どうも他の武道と比較してスポーツって感じがしないのは、そういう神的側面があるから?いやいや、そもそも「汗を流す」という意味では全然スポーツじゃありません。確かに試合では的中数を争いますけど、練習の時は、"中る"事よりも、いかにして正しい射ができるかってことに重点を置かれます。だから、中らなくてもOKな場合、中っても×な場合があったりするからややこしい。

 そんな思いを込めて、的に向かっていました。しかし私、"能力者"じゃないからなぁ。役立たずの趣味人では、破魔はできません。。