日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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箱根駅伝2014

hee2014-01-03


 正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」今回は90回の記念大会で、3校プラスの23校で正月の箱根路を駆け抜けました。
 今年の駅伝もなかなか波乱万丈でした。結果的には、東洋大が、第88回大会(2012年)で自らマークした復路記録を1分13秒更新、総合10時間52分51秒で2年ぶり4度目の頂点に。
 2区で山梨学院のオムワンバ選手が、途中棄権。疲労骨折してたそう。競走馬みたい。正直外国人に頼るのはどうも好きにはなれませんが、彼らもただ並外れた身体能力だけで選手になっているわけではなく、努力と精神力も鍛えた上で走っている。骨折するまで走り続けることが良いことだとは言いませんが、そこまでしてチームの事を考え自分に与えられた責任を全うしようとする気持ちは、素晴らしい。

 復路のシード権争いもすごかった。結局10位を制したのは大東大。5年ぶりのシード権獲得。9区では、目前で国学院大、東海大が繰り上げスタートとなる涙のシーン。駅伝で襷が繋がらないのは無念に違いない。

 
 駅伝って。「面白い」っていう人と「面白くない(全然興味ない)」って人にはっきり分かれるスポーツです。私は全ての駅伝が好きってわけではなくて、もうずいぶん毎年見ている事もあって、「箱根駅伝」だけ特別に好きです。
 大学って4年間だから、すごく優秀な1年生が入ってきても5年目には出られません。それが仮に10人いて4年間は優勝しても、その翌年には強い選手は全部いなくなっています。それでもシード権を常に獲得している大学はあるということは、単に個人の能力で襷が繋がっているわけではないという事。各大学で目に見えない"ちから"が、脈々と生き続けている。そうすることで常に10位以内をキープする。これって本当にすごい事。
 私が勤めている会社も2017年に創立100周年を迎えます。当然、創業時に勤めていた人は今いません。それどころか生きてる人も恐らくいないと思います。3世代か4世代目になる私たちがこうして仕事をしているのも、ある意味"襷"を繋いでいるようなもの。一人ひとりが自分の持てる力を出して、次のランナーに襷を渡す。
 仕事だけでなく、生きている事そのものが次の世代に襷を繋ぐことだと、毎年正月に駅伝を見ながら考えます。箱根駅伝の面白さはそういうところにあると思うのです。

 今年残念ながら襷を繋げなかった大学も、捲土重来、来年はぜひ頑張って欲しいし、箱根駅伝に出場できなかった多くの大学も来年は箱根駅伝に挑戦して欲しい。