四十九日というのは正確には「七七日忌(しちしちにちき/なななぬか)」というらしい。
初七日から始まりニ七日忌、三七日忌…とあって、七回目の七日目ってこと。この間、七日ごとに閻魔大王による裁きが行なわれ、極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されるのが四十九日目で、この日で忌明けをする。遺族は、七日ごとの裁きの日に合わせて故人が成仏できるように祈る。少しでも閻魔大王様に良い判定をいただくために、遺族が祈ることによって故人の善行を足していくという意味で、追善法要と呼ばれるそう。こういう事も何となく机上で知っていても近親が亡くなって初めて分かることだったりします。
というわけで、亡父の七七日忌がありました。元々父母は兄弟が多く、更にご近所まで参加頂き、約20名とそれなりに大人数で法要を執り行いました。自宅から小型バスを出し、お寺に行き、法要、納骨をし、またバスでお寿司屋さんに向かい、お斎(おとき、お食事会のこと)をします。皆さん不祝儀を用意してくださるので、当然返礼品を用意。
連絡は葉書で案内しTELで出席確認。この為の前準備を葬儀が終わってからすぐに取り掛かりましたが、思ったよりバタバタとしてしまいました。
葬儀後ってとにかくやることが多い。遺産(殆どないけど…(^-^;))について私と姉貴は放棄し、おふくろに全て名義を書き換えたり、役所や保険屋さんにも連絡したり、葬儀場や病院への支払いとか、目まぐるしく時は過ぎていき、香典だ支払いだで現金が飛び交いました。
そんなどさくさの後、おふくろが「お父さんの腕時計がない」と言いだした。病院にも連絡はしたけれど結局見つからずしまい。如何に高級そうなものでもいまにも死にそうな人の物を持って行ってしまう神経がわからないけど、まぁ親父が天国につけていったと思って諦めるしかない。
色々ありましたが、とりあえず一段落。後は仏壇買うとか遺品整理とかありますけど、私も姉貴も別に生活をしていますので追々やっていこうと思います。