7月4日は、アメリカ合衆国の独立記念日。ん?どこから独立した?あーイギリスか。
調べてみた。
もともとアメリカ大陸にはインディアンが住んでいた。そこに1492年以降ヨーロッパ人が大挙してアメリカ大陸にやってきて、大西洋沿岸に13のイギリス植民地ができた。「新大陸」とかいって勝手に入植してくるのはインディアンに取っては迷惑な話。あんたがた来る前から住んでたっつーの。しかも入植が進むにつれヨーロッパ大陸からそれまでなかった病原菌まで運んでくるし、二重三重の迷惑。そんな中、イギリスとフランスはアメリカに作った植民地を巡って戦争をする。戦費増大で植民地の課税を強化、これに怒った植民地が、本国イギリスに対して反旗を翻し独立戦争に発展。日本国内でいえば増税に苦しむ農民が起こした一揆みたいなもん。で、イギリスによって統治されていた13の植民地が1776年7月4日大陸会議によって「独立したことを宣言する文書」を採択したことで、7月4日を独立記念日とした。
アメリカの建国は1776年なので、たかだか240年程度。日本は、江戸幕府10代将軍家治の頃。もうね、歴史が全然違います。なのに、太平洋戦争後やってきたマッカーサーに「12歳の少年」とか言われる筋合いはないわ。
そんなアメリカに1回の戦争で負けたからってヘコヘコする必要はまったくないのですが、どうも戦後の日本は卑屈になり過ぎてる。ジャイアンに一矢報いることもあるのび太の方がましだし、誤解を恐れずに言えば、ジャイアンは力を持っているが単に専横なだけでなく、映画版ではドラえもんの次に頼りになる仲間だ。アメリカは強大な権力を持って手放したくない無法者です。
あ、独立記念日の話だった。
そういう意味では、日本も戦後70年を過ぎて、そろそろアメリカの頸木から離れても良いと思う。51番目の州とか、属国とか揶揄されるのはもう卒業してよいでしょう。建国2600年の先輩が、240年の末っ子にちゃんとした礼儀を教えてあげてよい頃ではないかと。