新海誠監督
2016年8月公開から異例のロングランで、2017年7月には日本国内の興行収入250.3億円を突破、2017年4月時点で確認されている世界興収は3億5,300万ドル。
新海監督といえば、それまで、
『ほしのこえ』
『雲のむこう、約束の場所』
『秒速5センチメートル』
『星を追う子ども』
『言の葉の庭』
と作ってきて、どれも綺麗な風景描写と繊細な登場人物の心理描写で”知る人ぞ知る”アニメ作家でした。
私は『ほしのこえ』という作品が監督・脚本・演出・作画・美術・編集など、ほとんどの作業を新海一人で行ったということを聞き、それを観て以来のファンでした。
『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』は特に好きな作品で、何度も観ています。
『言の葉の庭』から3年の制作期間を経て公開された『君の名は』の超絶大ヒットは嬉しい限りでした。
今日2回目の地上波放送がありましたが、円盤持っているのにも関わらず観てしまって、やっぱり傑作であることを再確認。
これまでの作品では、多くを語らない新海作品でしたが『君の名は。』はあらゆるところに散らばった伏線をしっかり回収をしていて初見の人も楽しめるし、コアなファンにとっても嬉しい演出がそこかしこにあってこれまた楽しめる。
三葉の学校の古文の授業の先生は『言の葉の庭』の雪野(『君の名は。』のクレジットではユキちゃん先生)だったりします。
強いて上げれば、三葉が東京の瀧に逢いに行くことになって、3年前だと気づくのはいくら何でも遅すぎ。瀧に憑依してスマホを使って日記を書いている時点で西暦表示がされているはず。
一番引っかかったのはそこ。
あと、ラストシーンで、車窓から三葉を見つけた瀧は千駄ヶ谷駅で降りた三葉を追いかける。
千駄ヶ谷駅→慶応大学病院近く→須賀神社と移動するんですけど、これ結構歩くと思います。千駄ヶ谷駅で見失った人を須賀神社で発見するというのはどうも現実離れしてます。
とフィクションに目くじら立てても詮無いこと。
来月公開の最新作「天気の子」も「君の名は。」スタッフ再結集で、CM、特報を見ると期待してよさそうな感じ。
これも大ヒットの予感です。
↓特報1、2
映画『天気の子』予報①
映画『天気の子』予報②