パンとサーカス(羅: panem et circenses)は、詩人ユウェナリス(西暦60年 - 130年)が古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。”パンと見世物”ともいう。愚民政策の例えとしてしばしば用いられる名言であり警句である。
今回の東京オリンピック狂騒曲で思ったのは、まさにこれ。パンは与えられていないけど、これで、2回目の全国民に対しての10万円給付とかあったら、菅内閣支持率も28%とかにはならなかったんじゃないかな。
飴と鞭の使い方がとにかく下手。逆に言えば、菅さん、ある意味誠実なのかもしれません。
にしてもこの感染拡大、どうやって収束させるつもりなんでしょう。大阪府も1490人と過去最多。丸川五輪大臣も口を開けば不適切な発言ばかり。バッハ会長が帰国直前に東京・銀座を散策したことについて、「不要不急であるかどうかは、ご本人が判断すべきものであります」と。
じゃ、私たちが外出するのも「ご本人が判断すべきもの」ってことでいーんですね。
パンとサーカスに浮かれている場合じゃないですよね。自分の一票は小さな一票かもしれないけど、9割以上が反対していたオリンピックがなぜ強行開催されたか、3割に満たない内閣がなぜそのまま政権に居座るかを考えれば、一票の重みを自覚するところじゃないかと思うんですけど。
選挙行かない人は、文句を言う権利ないです。生活や命が大切なら、やっぱ選挙に行く必要、あると思います。