日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「精神病を知る本」

精神病を知る本 (宝島社文庫)

別冊宝島編集部編・宝島社文庫
もともと別冊宝島の一つとして売られていたものを文庫化したもの。
20年くらい前に買った本。2004年に会社で倒れて2ヶ月休んで、2年ほど心療内科に通いました。その頃読もうと思って買ったものの再発すると怖いなと思い落ち着いたら読もうと思ってましたら20 年近く経ってしまいました。で今まさに鬱の真っただ中なので自己分析も兼ねて読むことに。
「精神病」って「妄想や幻覚を特徴とした症状」のことで、一般的には「統合失調症」と呼ばれるもので、鬱病とは異なるってことすら知りませんでした。
鬱病は、「心と体のエネルギーが低下した状態が長期間続く病気のこと」。まさに。

HPが体力、MPが精神力とした時、MPが急減、MPの器に穴が開いているような感じ。何をしてもMPがたまりません。で、HPをMPに変換するのですが、そうするとHPも足りなくなります。歩くだけでも一苦労、心臓を激しく動かして何とかHPを作っていくのですが、心臓の動きにHPを取られるためか、より体力的にきつくなります。
健康であれば脳への血流も正しくちゃんと働いてくれますが、そんな状況なので頭の働きもすこぶる悪い。

というわけで、”精神病”ではないので妄想や幻覚はないのですが、日常活動がいつも通りできないのは歯痒い。
妄想という意味では、今は人が怖い。別に何をされるわけでもないことはわかっているし、そもそも見られているわけでもないのですが、知り合いとかでも人が大勢いるとそれだけで動悸が激しく息苦しくなります。
ま、普通じゃないです。

あ、この本。
東西の精神病の症例と歴史的がわかる。なんとも精神医学というのは、いつまでたっても発展途上でよくわからない、ということがよくわかりました。
精神病治療として開発され今は禁止されているロボトミー手術の事、人肉食べた佐川くんの話とか興味深かった。

とにかく普通に戻りたいわー。