日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「怪物」


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(公開中なのでネタバレはなしです)
監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二
今年の第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞クィア・パルム賞を受賞
カミさんと「これ観たいね」と言っていたのですが、なかなか時間が合わず、今日有休を取っており時間的に行けそうだったので一人で先に行きました。

シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、息子の湊(みなと・ 黒川想矢)と大きな湖のある町に暮らしている。 湊は同級生の依里(より・ 柊木陽太)と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。校長( 田中裕子)は事なかれ主義で早織の話に耳を貸さず、担任教師の保利(永山瑛太)にただ謝らせる。学校と早織、双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していく。

と、ここまでは全体の1/4程度。このあと、この問題を登場人物の視点で時系列を戻しながら描いていく。予告にもある「かいぶつだーれだ」。怪物はいったい誰なのか。

この映画を観て、自分も”怪物”だという思いに駆られる。否、すべからく人は”怪物”の素養を持っている。
ある人の正義は、他の人の正義とは限らない。そんなのは当たり前といえば当たり前で、だから戦争がなくならないというのと一緒。
なのでテーマ的には使い古されたものといえばいえるのだけど、そこは坂元裕二脚本、細かな伏線が張り巡らされており、それがことごとく回収されていくある意味リズムとしての爽快感はある。爽快というと語弊があるか…。

とにかく出演者の演技が子役の2人も含めみな素晴らしい。
音楽は最近亡くなった坂本龍一
2023年の今だからこそ見る作品であることは間違いない。


個人的に精神状態的に大丈夫かなと思ったんですが、やっぱり駅がきつかった。
今とにかく人が大勢いると動悸が激しくなり息が荒くなる。
映画館は大丈夫かと思ったら、いつも通り一番後ろの席を予約したところ最初の薄暗がりで予告編をやっていた時、場内を見ると半分くらい席が埋まっていて、動悸が治まらない。で映画本編が始まってやっと平常に戻りました。こんな状況は初めて。そういえば先日のインディの時も同じような状況だったのを思い出しました。
あー映画館にも行けなくなったらやだなー。


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