明るい方へ
明るい方へ。
一つの葉でも
陽の洩るとこへ。
藪かげの草は。
明るい方へ
明るい方へ。
はねは焦げよと
灯のあるとこへ。
夜飛ぶ虫は。
明るい方へ
明るい方へ。
一分もひろく
日の射すとこへ。
都会に住む子等は。
金子みすゞさんの「明るい方へ」という詩です。
今、世界中曇り空のようにすべてに霞が掛かっている感じで、どこに光源、太陽があるかわからない状況です。
たまに、ちらっと光が見える時があるのですがほんの一瞬で、気付いた時にはまた薄暗い中を彷徨っている感じです。
薬を飲んでいるので、不安な感じはさほどないのですが、ちょっと調子が悪いと薬なしでは一歩も歩けません。
ま、こんな心境のままで仕事は確かにできませんね。
しかし、すでに役職定年を迎え、もうあと数年で定年退職って時にこんな状況になるなんて…。
役定と言っても、ライン長だったわけでもなく、やってる仕事は役停前と後で何も変わっていないんですけど。
明るい方はどこにあるんだろうなぁ。