日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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六神合体ゴッドマーズよりって…(^_^;)。

 TBS系日曜劇場で実写ドラマが放送されている「この世界の片隅に」の原作者・こうの史代氏が投稿したとみられるドラマへのコメントが話題になっている。■放送当初から原作漫画との違いが指摘されている実写ドラマ版に対し、こうの史代氏のファンが集まり本人も「こうの史代」として月に1回ほど投稿しているとみられるネット掲示板にコメントが投稿された。こうの氏はまず、ドラマ版を「ご覧くださって、スペシャルサンクスです!!!」と感謝。脚本については、「わたしはいちおう毎回、脚本を見せて貰ってチェックしているのですが、直してもらえるとは限らないみたいです」と説明。ただし、脚本家がどう展開させたいのかわからないこと、文字だけではわからない部分もあることから、「あんまり強くは言っていません」としている。そして、原作からの改変についても言及。「でも大丈夫…『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近いんじゃないかな!?」とコメントした。(後略/8月7日(火)11時28分 BIGLOBEニュース編集部)


 横山光輝「マーズ」原作を読んでいてアニメ化と最初に聞いた時、すっごく期待した私。そして第1回日テレ18時。「??これ「マーズ」じゃないな。ゴットマーズ?六神合体?明神タケル?主人公はマーズでしょ?」と、頭の仲がパニックになったのを思い出しました(^_^;)。アニメ版は原作とは全く別物でした。原作好きなわたくし、主題歌はよかったんでたまに見た程度で、ほとんど見ませんでした。
 今回のTBSドラマ版、こうのさん仰る通りゴットマーズよりは原作通りです。現代篇は不要という声もありますが、別にあっても邪魔じゃないし、戦時中の話だけですとどうしても暗くなりがち。若い視聴者を引き付ける為にはこういう作法は決して駄目じゃないと思います。すずさん役の松本穂香さん、周作さんの松坂桃李くんもなかなか好感が持てます。
 横山光輝はそもそもアニメ化ドラマのの際は原作改変に寛容な先生らしい。「ジャイアントロボ」も横山光輝原作ですが、実写版もアニメの「―地球が燃え尽きる日」も傑作だし、「ゴットマーズ」も腐女子の皆さんを中心に大ヒットしたアニメでした。記事によれば「この世界―」も一応脚本に目を通しているらしく、本当に酷い内容ならもっと怒るか無視すると思うので、原作者としてぎりぎりOKなんだと思います。以前フジで草彅くん主演でドラマ化された「いいひと」は原作者の逆鱗に触れて"原作"から"原案"に変えた、なんてことがありましたっけ。
 原作から離れたドラマ化アニメ化作品は数々あれど、原作のテーマを壊さず両方とも名作になることはしばしばあります。野村芳太郎監督/松本清張原作の「砂の器」(74松竹)や「鬼畜」(78年松竹)だって、原作からかなりの改変がありますが、傑作です。
 今回のこうのさんのお話しもドラマ版を皮肉ってるわけではないと思います。ドラマもこれからが山場、原作にない要素をどのように表現していくかちょっと楽しみです。

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