今から20年以上前、「自然に帰ろう!○日間」とかいって、
子どもたちにキャンプをさせたりするのが流行った時期がありました。
私が学生の頃にも、そういうムーブメントはまだ健在で、
私も「ワンパク大学」というグループでキャンプの指導員(カウンセラーと呼んでいた)を一時やっていた経験があります。
この団体の主な活動拠点は三宅島で、
私がやっていた頃は、三宅島でのキャンプでした。
噴火の影響で、今は三宅でのキャンプなんて出来ないんだろうなぁ。
その「ワンパク大学」。
まだ活動をしているようでした。
というのは、今日休日出勤をした帰り、
何気に子どもたちを取り囲む大人の団体が新宿地下道にあり、
よーくみると「ワンパク」の文字が。
団体の代表もおり、とりあえず挨拶だけと思ってきてたのでした。
「あれ?うるふ(カウンセラーは全員あだ名で呼び合う。当時はこう呼ばれていた。)ひさしぶりー、おおきくなったねー。」
(太ったということを、大きくなったという表現があることをはじめて知る。
確かに学生時代に比べれば、1年1kg 20kgは増えているな・・・)
「現役にも紹介するから待っててね」と。
主催者だけにご挨拶のつもりだったのにそんなことに。
学生の指導員が10名ほど。
「あーこーゆーことやってたんだよね」と感慨しきり。
つーか、昔はもっとすごかった。
船での見送り。
当時まだバブル前夜でしたが、夏の離島行の船には若い男女がいっぱい。
そんな衆人環視のもと、
埠頭でキャンプソングを振りつきで踊り狂う姿は、
やっぱ今思い起こすと恥ずかしいなぁ。
でも「ワンパク」で学んだことは、
事の他大きく自分の人生に生かされてます。
惜しむらくは、若気の至りで、中途半端な参加しか出来なかった事です。
だって、あれだけハードで1日2,000円だったんだもん。
(バイトというより薄謝って感じであることは重々承知していたんですが・・・)
島にいるときはどんなにハードでも、
子どもたちの笑顔と、3食ついてるからなんとか生活できたけど、
東京に帰ってからは、2足も3足も草鞋を履いていた私にとって
もっと率のいいバイトに走らざるを得なかったのでした。
当時、もう少し生活に余裕があればなぁ。
たぶん労働環境という意味では、今もそう変わっていないと思います。
でも、それ以上のすばらしいものを手に入れることが出来ます。
だから現役カウンセラーの皆さんは、是非がんばってくださいね。