浦澤直樹『PLUTO』が8巻で完結。
最近の漫画ってだらだらと巻数を重ねるのですが、『PLUTO』は切れよく完結してくれました。
手塚治虫『鉄腕アトム』の一編「地上最大のロボット」を下敷きにしていますが、ストーリーはかなり脚色され、原作の行間(漫画だからコマ間?)をうめたオリジナルといっても過言はない内容。今回の表紙の男の子が"アトム"これを見ただけでもあのツンツン黒パンツとの違いがわかると思います。
まるで、漫画原作を映画化したようなストーリー展開で、完結までの5年間は久しぶりに新刊が待ち遠しかった作品でした。
復活したアトムはついにプルートゥとの最後の戦いに向かいます。一方で地球も壊滅的な状況に向かっている。手に汗握る展開。アトムはこの危機をどう切り抜けるのか。
そして、エンドロール後に続くエンディング。
後味も良かったです。
これは久々にヲタクの方だけじゃなくてお勧めの作品です。
- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06/30
- メディア: コミック
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