"つぶやき"もしましたが、マナー研修の講師をやってきました。AMに65名、PMに80名。工事業者さん向け、受講者は老若男女、年下<年上、女性<男性という比率。実質2時間強の講習でした。
内容は、挨拶とお辞儀の仕方、敬語、電話の受け方、掛け方、客先訪問の仕方など。社会人の基本ですね。
そもそも私、ただのサラリーマン、一応会社での職制は「営業」。やってる仕事は研修だけではなくて、キャンペーン、セールの企画とか、様々な営業支援的な仕事。講師仕事は自分の仕事のほんの一部。
研修、講習会というのは、MAX30名程度でないと講習会になりません。事前に主催者に言っておいたにもかかわらず、募集要項に定員が書いてない。「大丈夫ですよ、120名入る教室ですから」。だからー、会場キャパの問題ではないのですよ。で、結局集まったのが前記の人数。で、直近の主催者との打ち合わせで、「研修にはなりませんよ、私の講演会みたいになっちゃいますけど、それでもいいですね」と一応エクスキューズしておきました。この研修そのものが、政治的な意味合いがあって、どういう形にせよ"集めてマナー研修を実施した"という実績を上位組織に見せるが為、という側面があったりするっぽい。そもそもそういう古い感覚がこの業界を悪くしているってことがわからない人が上にいる以上、組織に未来はない。
ま、そんな具合だからテキトーにお茶を濁してやっちゃえばいいところでしょうが、逆に闘志が湧いて、受講者の身に付くしっかりとした講習会をやってしまおうと余計な気合いを入れてしまうあたりが天邪鬼たる所以。
まず、そこそこ広い会場でしたが、マイクを使わず地声で。これはうちの社内で他に講師をやっている人(この人も素晴らしい講師スキルを持った方)とも同意見だったのですが、マイクを通すと気持ちが伝わらないのです。元々大きな声を出すことはできますので、それほど苦では有りませんが、それでも2時間強×2のオンステージは疲れます。
それと、2人掛のテーブルで、10列以上、一番後ろは結構遠くなります。しかもいだいたいいつも現場にいて座学研修など免許更新の時しかしない受講者達になんとか集中して頂きたかったので、前だけでなく、中間、後にもいくようにし、挙手、立って挨拶の実習をしたり。カリキュラムに沿った内容だけではつまならないので、ひとりボケな自虐的な話をしたり。。。
おかげさまで、思ったより寝てる人は少なく「わかりやすかったです」「面白かったです」という声も戴けて、受講者満足度も高かったっぽい。
講習ってね、受講者も大変かも知んないけど、講師はもっと大変なんですよ。せっかくの機会だから覚えて帰らないともったいないっていう気持ちで受講には臨んでほしいし、講師側もなんとか講習内容を理解してもらう為、あらゆる手段を講じるべき。お互いに無駄な時間を過ごさないよう、おとなの講習会はかくあるべきと考えます。
寝ちゃう人は、外見は大人かもしんないけでど、要はお子様ってことね。そういう人は、研修に来るの時間もったいないから、参加しない方がいいと思うよ。
帰り、思った以上に疲れてしまい、気が付いたら最寄駅がわからなくなってしまい迷子に。1時間近く歩いて隣町のターミナル駅に着くというおまけまでつきました。疲れました…。