1971年発売のシングル第2弾「また逢う日まで」は、いまだに送別会の定番で唄います。とはいえ他の曲を知らない人も多く、一般的には「また逢う日まで」のみの一発屋的扱いを受けている事が多いような気がします。
確かに、デビューから40年でシングルが30曲というのは少ないかもしれない。1年平均1曲無いんだもんね。ディスコグラフィを見ていたら、「エスパイ」の主題歌『愛こそすべて』 (1974)はそーだ尾崎紀世彦だわ。『ゴッドファーザー〜愛のテーマ』の日本語カバーも唄ってて、これもすっげー上手いなぁと思った憶えがある。
更に調べてたら、「ウルトラセブン」主題歌冒頭、「♪セブンー、セブンー、セブンー、セブンー、セブンセブンセブン」の3番目の「セブン」は、尾崎紀世彦なんだそうです。なんかすげえ。まずは聴いてみよう↓
デビュー当初は、長くて立派なもみあげが印象的でしたが、圧倒的な歌唱力は今聴いても全然古さを感じない。追悼番組で流れていた半年ほど前に唄われた「また逢う日まで」が、発表当時の攻撃的な感じから、抑えた感じの唄い方になっていて、歌詞の意味を考えるとこの方が全然良かった。あれ、男女の別れの歌だもんね。
浮き沈みはあったにせよ、唄一筋の人生は羨ましい。
ご冥福をお祈り申し上げます。