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「宇宙戦艦ヤマト2199・第二章 太陽圏の死闘」 を観る。

 月一の検査の日。午後休みにして、診察待ちの時間を利用して、4月の第一章に引き続き、「宇宙戦艦ヤマト2199・第二章 太陽圏の死闘」を観ました。
 (第一章の感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/hee/20120412
 第一章公開から3ヶ月、待ちに待った二章の公開です。平日の昼間だというのにほぼ満員。私たち前後の"リアル世代"が多いかと思いきや、若い人も多く、今回のリメイクで新しいファンが開拓されているのはロートルファンとしてはうれしい限りです。

 今回は、地球を旅立って最初のワープテスト、木星ガミラス斥候基地のある浮遊大陸での波動砲試射、途中冥王星会戦で散ったゆきかぜが発見される話を挟み、冥王星、遊星爆弾を地球に送り込むガミラス基地を叩くところまで。基地司令シュルツは反射衛星砲を使い執拗にヤマトを追いつめる。
 旧TVシリーズの3話〜8話までの6話を4話で再構成。

「新たなる旅立ち」で初登場した「新コスモタイガーのテーマ」がワンダバコーラス入りで流れた時は鳥肌もんでした。この曲は、さらば以降のヤマトの楽曲の中でも1,2を争う盛り上がる曲。よくぞ使ってくれました。しかもワンダバですよw(判らない人ごめんなさい)。
 映画版でカットされた、ゆきかぜ発見のシーンも復活。TVリメイクだから当たり前ですけど、このシーン好きなんですよ。雪が舞う中横たわる大破したゆきかぜ。もしや守兄さんがいるかと落ち着かない古代。しかし、艦内には生存者はなし。沖田艦長に報告すると「地球をゆきかぜのようにしたくないな」と感慨深く語る。名シーンです。
 そして、デスラー総統登場!最初のカットが入浴シーンですぜ♪腐女子の皆さん。

 今回も新たな解釈がそこかしこに。艦載機の発信シーンも変わりました。詳しくはPVをご覧ください。かっちょいいです。浮遊大陸も新たな設定がされていました。

 それにしても、やっぱり「宇宙戦艦ヤマト」という作品の先見性というか偉大さを改めて感じました。確かに現代風にリファインされている部分はありますが、お話の本筋は変えていないのにまったく色褪せていません。いまから40年近く前にこんな作品を世に送り出していたわけですから、そりゃエポックメーキングです。TVシリーズ('74)から3年後の1977年、再編集と一部新作を交え映画化され大ヒットになるのも頷けます。
 まさに宇宙戦艦ヤマトにはまっていなければ、アニメは小学校で卒業していたでしょうし、映画の大ヒットの余波で制作された「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を聴いてクラッシックの世界に目覚めたりと、ヤマトをきっかけに自分の興味が広がっていったことは間違いありません。
 どんどんと劣化量産されていくその後のシリーズに辟易しながらも、今回のような良質なリメイクを観るとやっぱヤマトのすごさを感じずにはいられません。

 さて、第三章は10月公開。しばらく楽しめそうです。