菊池秀行著・朝日ノベルス・朝日新聞社出版。
"エイリアンシリーズ"といっても、宇宙船を襲う異星人の話ではありません。紛らわしいので、最近は"トレジャーハンターシリーズ"とかいっています。
1983年「エイリアン秘宝街」(ソノラマ文庫)スタートし、今回の「―幻想卿」で13作目。シリーズは以下の通り()は初刊年。
(83)エイリアン秘宝街
(83)エイリアン魔獣境(全2巻)
(84)エイリアン黙示録
(84)エイリアン怪猫伝
(84)エイリアン魔界航路
(85)エイリアン妖山記
(86)エイリアン邪海伝
(89-94)エイリアン魔神国(全6巻)
(00)エイリアン蒼血魔城
(02)エイリアン黒死帝国(全2巻)
(09)エイリアン旋風譚
(10)エイリアン虚空城
(13)エイリアン幻想卿
第1作が昭和58年。浪人していた時に初めて読んだってことか。今年で30周年になるんだ…。
主人公の八頭大(やがしら・だい)は、高校生でありながら、超一流のトレジャーハンター(宝探し屋)の家系の正当な継承者。9000兆円の資産を元手に、世界中の財宝を探す。そのお宝が、かつて異星人の残した遺産だったりするので、シリーズ名に"エイリアン"が付いてます。
最初の頃は、本当に面白かったのですが、最近の奴はどうも乗り切れない。これは、作者の筆力が落ちたのか、自分が歳を取ったのか。今回の「―幻想卿」もいまいち乗り切れず。
旧作は、朝日新聞社から新書版「トレジャーハンター八頭大」の名前で再刊されていますので、そちらの方であれば書店で入手しやすいです。探せばソノラマ文庫版もBOOKOFFとかであるかな。

- 作者: 菊地秀行,中村龍徳
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 単行本
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