日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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先人の言葉


森村市左衛門といっても、普通の人は知らないでしょう。正確には6代目森村市左衛門が現在の森村グループ創始者となります。
これまた、森村グループなどと言っても知ってる人は一握りでしょう。私も今の会社に入るまで知らなかったもん。あ、黒澤明とか松本伊代ちゃんの通っていた森村学園の創始者でもあります。

 この6代目市左衛門、商才があって、開国後の金の流失を憂い貿易(対外輸出)に力を入れていたわけ。そんな中、海外に輸出するものとして洋食器を作り始め、1904年に日本陶器合名会社(現在のノリタケカンパニーリミテド)を設立、1912年から衛生陶器の研究を始め、1917年東洋陶器株式会社(現・TOTO)を設立しました。その後日本ガイシ日本特殊陶業など日本の窯業の中核会社を設立したすごい人です。因みにINAXは元々森村グループでした。愛知県常滑で陶管を作っていた伊奈初之丞にTOTOの初代社長大倉和親が個人的に出資し、伊奈製陶所を作ったのが始まり。だから全く関係がないというわけではありません。INAXTOTO 後ろから読むとOTOTXANI(弟×兄)となり、INAXが創始だという都市伝説がありますが、そういう関係ではありません。そのINAXもトステムに吸収合併されて一ブランド名になってしまいました…。


 そんな先人の言葉が上司より紹介されていて、なかなか感銘を受けたのでご紹介。


「人は正直に全心全力を尽くして、一生懸命に働いて、天に貸してさえおけば、天は正直で決して勘定違いはありません。人ばかりを当てにして、人から礼を言われようとか、褒められようとか、そんなケチな考えで仕事をしているようでは、決して大きなものにはなりません。
労働は神聖なもので、決して無駄になったり骨折り損になどならない。正直な労働は枯れもせず腐りもせず、ちゃんと天が預かってくれる。どしどし働いて、できるだけ多く天に預けておく者ほど大きな収穫が得られる。私は初めからこういう考えで、ただ何がなしに天に貸すのだ、天に預けるのだと思い、今日まで働いてきたが、天はいかにも正直。三十年貸し続けたのが、今日現にどんどん返ってくるようになりました」


あぁ、私なんざ全然、天に貸し作ってません。それ以前に人から誉められるような仕事もお礼を言われるような仕事も出来てません。ただ、労働についての想いはほんとその通りだよなって思います。
「お天道様は見てる」って言葉好きです。もっとも「お天道様ちょっと見逃して〜、あっち向いてて〜」ってことが多いですけど(^-^;)
やっぱ、お天道様に貸し作るくらいちゃんとやんないとね。