「人々は溶けかかったアスファルトに己が足跡を刻印しつつ歩いていた…ひどく暑い」(押井守監督・赤い眼鏡より)
この映画、何回も観てるけど必ず途中で寝てしまう…。でも嫌いじゃないんです。特に音楽がよい。
それはともかく。。
最近はアスファルトが溶けて溜まりになってるのなんて見ませんが、確かに私が小さい頃は、アスファルトの質が悪かったのか、そこかしこにありました。
昔も暑かったけど、今は昔より暑いような気がします。
小学生の頃、学校のプールや市営プールに行くのは毎日の日課でした。学校のプールは無料で、市営プールも何時間いても10円とかで、帰りは、駄菓子屋でアイス買ったり、少ないおこずかいでは買えないプラモデルを眺めたり。 そのうちスコールみたいな夕立ちが来て、一気に涼しくなる。どうせプールの後だから、傘も差さずにずぶ濡れで帰ったりして親に怒られたりして。
家に帰ると、西瓜食べたり。食べ過ぎてお腹痛くなったり。
1学期終業式の時に校門の前で配ってた「東映まんがまつり」「東宝チャンピオンまつり」の割引券をひらひらさせて、親に「行きたい〜(>_<)」とねだって見たり。
そのうち、遠くから盆踊りのお囃子が風に乗って聞こえてくる。
花火大会の時は花火の音。
蚊取り線香のにおい。
蚊帳を張った中で、虫の音を聞きながら就寝。
2013日本の夏というタイトルには程遠い、40年近く前の日本の夏の風景。