あらゆる音の高さを認識できる能力。音名で言い当てる能力で何かの音を聞いてすぐに「これはド」「これはシ♯」とか分かっちゃう。それだけじゃなく、「ド」なら「ド」を何もたよりにせずに出すことができる。私からすれば”超能力”。
この本は、沢山の音楽家から絶対音感についてヒアリングを行い、科学的に絶対音感について解き明かしていく。
音楽家にとって必須と言われたり、あれば便利言われたりする絶対音感。一方で絶対音感がある事で、苦労をするという面も。
幼少期に絶対音感を身に付けるための教育メソッドがもてはやされた時期もあり、日本ではその音楽教育の為か、絶対音感を持つ人が多いという。では絶対音感は後天的なものなのか。
結果的に先天的なものなのか後天的なものなのかはよくわかりません。
私的には、ないよりあった方がいいなと思うし、やっぱ楽譜を見てその音が鳴る、当たり前に楽譜が読めることですら”超能力”、訓練すればできるというけど、どうなんだろう。
探しながらであれば、聞いた曲を楽器で奏でることはできますが、いかんせん初見の楽譜での演奏は出来ません。楽譜読めたらいいよなぁ。
という訳で最近譜読みアプリでちょっと練習してます。
”絶対音感”持ってる人は大したことのない能力、会っても邪魔な時がある能力といいますが、持っていない人はやっぱり欲しいという。
お金と一緒だな。お金持ちは「金では買えないもの、金よりもたいせつなものがある」というし、貧乏人は金が欲しい。
まずは譜読み頑張ります。

- 作者: 最相葉月
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/04/25
- メディア: 文庫
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