夏休み2日目。
昨日に引き続き弓道の講習会に参加。今日は参加している会主催の月1回の定期講習会。午前中だけですが射技中心だったので10射。
見事に言われることは一緒。"離れ"ではなく"離して"いる。
これって、弓をやってない人にはわからないと思います。いっぱいに引かれた弓、弦。的に向けて離すと矢は飛んでいく。その動作は、射手が意識的に持っている弦を離すわけではなく、離れる”時”まで保持しているだけ。
「満を持して」というのは、事の実行に絶好の機会となる、充分な用意をして待っていた機会が訪れる、といった意味ですが、まさに一矢が放たれるのは、この満が持した状態、つまり、意識的に離すことは、満が持する前に意図的に離してしまう事。
弓では、早気(はやけ)というのは、酷く嫌われます。これもまた満を持していないからで、単なる中て弓であると。的に向かい矢を射ているわけですから中てることは大切ですが、しかし中てるだけではいけない。
そういう意味では、私、早気というほどではありません。しかし会に入った頃からいつ離せばいいか、どう離したら判りません。なのでつい”5秒以上持ったし、ここらへんでいいか”と思って「えいっ」って離しちゃう。
今日も同じ指摘を受けました。見る人が見ればわかっちゃうんですね。こんなんじゃ昇段なんてできません。
最近2,3本に1本は、いい感じの射が出るようになってきています。中りも羽分け程度になってきていますし、矢もまとまるようになってきています。しかしながら四段の基準は、
射形定まり、体配落着き、気息正しく、射術の運用法に適い、離れ鋭く、的中確実の域に達した者
体配:体配身につき、息合いとの協応。適正な行射の運行(審査の要領、射手相互の間、失の処理など)。
射法射技:縦横十文字の規矩と五重十文字。気息正しく射法に適った射術の運用。心の安定・気力充実した会。詰合い・伸合い。手の内の働き(正しい弓返り)、鋭い離れ、気合いのこもった残身。
審査は甲乙2矢で行いますが、この2本を確実的中させないといけません。更に入場~退場の動作を息遣いに合わせて行い、射技そのものも充実したものを見せないと合格しません。合格率で言うと5%前後。特に昇段して数年では、1%に満たない笑っちゃうくらい狭き門。
2、3回は覚悟してるんですけど、あくまでも確率論であって、1回で合格する人もいれば、何年も継続して受審しても受からない人もいます。2本中ったから昇段できるというものでもなく、かといって稀にですが、1本しか中っていなくても昇段できてしまう場合もあります。
昇段することがすべてではありませんが、自分の射が中りだけでなく立ち居振る舞いも自己満足ではなく誰から見ても”いい感じ”じゃん、と思ってもらえる=昇段と考えると、一歩でも高みを目指すのは悪い事ではないのかもなぁと思ったりするので、せっせと講習会に参加をしてセンセーに見てもらってたりします。。しかしなー、莫迦だから物覚え悪いのと、そもそも運動神経皆無なんで、言われたことを実践できず、考えと筋肉が連動してくれない。あーあ。
あ、焼き肉の話題触れてない!
夕飯が、カミさん「なにもつくりたくないー」ってことで、家族でいつもの焼肉屋さんに。焼肉さん3人で行って7千円くらい。ま、夕飯代わりなのでそんなに飲んでないけど、安いわー。ファミレスくらいの値段?