日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「8マンvsサイボーグ009」

8マンVSサイボーグ009 上 (チャンピオンREDコミックス) 8マンVSサイボーグ009 下 (チャンピオンREDコミックス)
原作:平井和正桑田二郎石ノ森章太郎
脚本:七月鏡一
作画:早瀬マサト・石森プロ

月刊チャンピオンREDに連載。やっと上下2巻のコミックスになりました。
装丁はかつて「サイボーグ009」「8マン」が刊行されていた秋田書店サンデーコミックスを模したものになっているのは、両作品の往年のファンにとっては嬉しい。

半年くらい前に予約していたので、先週の発売日に届いていたけれどやっと読めました。

サイボーグ009は、原作、アニメも含め私の人生の中でベストワンといっても過言ではない作品。8マンは、最初のTVアニメの頃(1963-64)はまだ生まれておらず、高校以降に平井和正原作ということを知り、今は無きリム出版の完全復刻版で全部読みました。
同じ加速装置を持つ2人のヒーロー。

作画は早瀬マサトさんと石森プロなので安心していましたが、石ノ森章太郎の柔らかいタッチと桑田二郎の硬質なタッチをどのように融合させるのか不安と期待でした。
若干桑田二郎よりは柔らかめですけど、8マンの過去シーンやデーモン博士、谷博士、さち子さんなどは桑田二郎タッチが再現されています。

お話は、復活した黒い幽霊団(ブラックゴースト)にサイボーグチームと8マンが共闘で挑むというもの。
vsものにありがちな単なる共闘ではなくて、ちゃんと全力で戦ったりするのもよい。

サイボーグは、身体の各部位を機械組織に置き換えているが脳はそのまま。
一方の8マンは、瀕死の東刑事の記憶をすべて電子頭脳に移植しており、身体は完全にロボット。ある意味完全サイボーグ。
8マンの原作は前述の通りSF作家の平井和正。1963年から週刊少年マガジンに連載。今から60年も前。
サイボーグ009は 1964年週刊少年キングで連載が開始されている。これも59年前。
60年経っても基本のコンセプトを変えずクロスオーバー作品が出来上がるというのは、この2作を生み出した平井和正石ノ森章太郎の天才さの証明です。

デザイン的には、サイボーグ009の古びなさに比べ、胸に8の字の8マンはさすがに古い。桑田二郎の絵は一周回って最近は好きですが。。

この作品は往年の009,8マン好きが読むもので、この作品から入る人は少ないでしょう。
ですが、この作品をきっかけに009他石ノ森作品や、8マンはじめ桑田二郎平井和正作品が復活してくれるとよいと思います。

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ がんばるサラリーマンへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村