創業者ジャニー喜多川前社長による性加害問題について、外部専門家が再発防止特別チームによる調査報告と会見をしました。
会見ライブはキー局はちょうど夕方のニュースの時間でしたが、調査チームの概要報告の後、最初の記者が「マスコミに調査をしなかったのはなぜか？」と質問をした時、ＴＶ朝日を除き、ほぼ一斉にＣＭもしくはこれまでの会見のまとめをしてライブ会見から離れました。
ジャニーさんが半世紀に渡りしてきたことは決して許されることではないにせよ、”ジャニーズ”のタレントを多く起用しジャニーズ事務所の言いなりにならざるを得ない状況を作ってきた広告代理店、TV局も同罪だと思います。
ジャニーズ事務所から自社のタレントを出さないというTV局への恫喝もあったでしょうし、TV局のジャニーズ事務所への忖度もあったでしょう。
陽の部分だけをみればエンタメにおけるゆるぎない地位を作ったジャニー喜多川という人の才覚は素晴らしいものだったんでしょうけど、実は性嗜好異常を満たす為、ということを知ると、ジャニーズ事務所のタレントはそれを受け入れて地位を築いてきていたり、そのタレントを推しているファンも知らなかったとはいえ同罪じゃないかと思ったりもします。そもそもジャニー喜多川社長の性癖については、1988年ベストセラーになった元フォーリーブスの北公次著「光GENJIへ」でも言及されており、芸能界でなくとも周知の事だった。でもマスコミはほぼすべて黙殺。せめてこの時にもっと真剣に追及していれば、以降の被害者は出なかったはず。ジャニーさんの（ハーレム）帝国作りに加担していたのは、目を瞑っていたすべての人ではないかと。
一方で、芸能界なんて表に出ていないだけで多かれ少なかれそういう事は昔からあるんじゃないかと思う。
怖いな、芸能界。
