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「僕とジャニーズ」

僕とジャニーズ

本橋 信宏著・イーストプレス
フォーリーブス北公次自伝『光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』は、1988年に発売されて30万部を超えるベストセラー。
1964年にジャニー喜多川の猥褻行為を巡って裁判になって以降、週刊誌等でたびたび記事化されていましたが、実名でジャニー喜多川の性癖について詳細が語られた初めての本でした。
それまで噂として語られてきた少年性愛について、すでに解散しているとはいえ、第一線で活躍していたフォーリーブス北公次が自ら告白したという内容の告白で当時かなり衝撃を受けました。

この本が、最近では「全裸監督」で話題になり、それ以前にも村西監督についてや80年代のアダルトビデオ業界に関する本の著作がある本橋信宏さんの代筆であったことを知り、本橋さんの本をほとんど読んでいる私も知りませんでした。

今考えてみると、コーちゃんにここまでの文章力は期待できない。コーちゃんへの複数回のインタビューをもとに北公次名で出版されたってこと。タレント本ではよくある話ですし、当時の村西監督と本橋さんの関係を知っていると、村西監督から本橋さんに代筆の白羽の矢が立ったというのも理解できます。

BBCによる暴露があって初めて日本のマスコミも重い腰を上げ、60年以上に及ぶジャニーズ”帝国”の暗部にようやくメスが入り始めた。
ジャニーズが芸能界で大きな位置を占めるにしたがって、ジャニーズ抜きで放送業界、出版業界は成り立たなくなった。それをいい事に自分の性癖を満たし、追求を逃れてきたというのが真相でしょう。

タレントをスキャンダルから守るというのは事務所として間違いではない。
なので、多くのタレントを起用しているTV局が報道に二の足を踏むのは、ジャニーズ事務所からの自粛依頼がなくとも”忖度”して強く訴えないというのもわかる。
でも、事務所そのものがスキャンダルを生み出している、しかもそれが法に触れて、被害を受けた少年たちの心に大きな傷を残したり、才能を単にジャニーさんの性癖に従わないだけで潰してきたということは許しがたい事です。

これまでジャニーズのタレントを広告に起用してきた多くの企業も次々に契約を見直す旨を発表しており「ジャニーズ事務所」の威光は風前の灯。
タレントも安閑としていられません。

事務所名はそのまま、株主も創業者一族のまま、社長は事務所タレント。
これでこれまでの信用を得られると本当に思ってるんだろうか。。

コーちゃんは草葉の陰でどう思っているんだろうか…。

今まさに旬の話なので、ジャニーズファンもそうでない人も一読お勧めします。

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