長野と富山の県境にある黒部ダムに通じるトロリーバスがきょうで50年を超す運行を終え、多くの人が訪れ別れを惜しみました。■大町市の扇沢駅と黒部ダムを結ぶトロリーバスはこれまで多くの観光客を運んできましたが、きょうラストランを迎えました。■架線から電気を取り入れながら走るトロリーバスは1964年に運行を始め、これまでに6100万人を超える人を運んできました。■国内で次々と姿を消す中、最後に残ったトロリーバスということもあって、多くのファンから愛されていました。■しかし現在の3代目のトロリーバスは導入から20年以上経過して老朽化が目立ってきたことなどから54年の歴史にピリオドを打ち、来シーズンから電気バスに交代することになりました。■黒部ダム駅には午後4時半発の最終のトロリーバスに乗ろうと長蛇の列ができました。■出発に先立って駅の改札では大町市の牛越徹市長や関西電力の関係者などおよそ60人が出席して引退セレモニーが行われ、54年間無事故で運行を続けてきたトロリーバスの運転手に花束が贈られました。■トロリーバスは大勢の人に愛されて半世紀の歴史に幕を下ろし、来年4月からは充電式の新しい電気バスによる運行が始まります。(11/30(金) 19:04配信 SBC信越放送)
これで現役のトロリーバスは黒部立山アルペンルートの 立山トンネルトロリーバス(室堂駅 - 大観峰駅)のみとなった。
トロリーバスは、無軌条電車(むきじょうでんしゃ)とされ鉄道の仲間です。電車と同じように架線から電気を供給されて走るバス。路面電車が敷設されたレールを走るのと異なりバス同様タイヤで走るので(無軌条)ということになる。
今から30年前、運転免許を取った時に教本に"トロリーバス"の記述があったのですが、そもそもその頃でも全国でも数路線がある程度でした。
2005年に黒部ダムに家族旅行に行った時に乗ったのが最初で最後となりました。
都心の路線バスが運転手不足で黒字なのに減便しているという話がありました。今も時間指定でバス優先道路ありますけど、自家用車、トラックも多く守らない人もいる。公共交通機関として明確に道路を分けてトロリーバスや路面電車を復活させるのは環境面でもよいことだと思うんだけどなぁ。無理なのかなぁ。