岩井志麻子「オバサンだってセックスしたい」(ベスト新書)。
扇情的なタイトルだし、中身もアケスケだけど、志麻子ねーさん(といっても私と同い年)節炸裂、断定的ではあるけれど、決して的外れなことはいっていないと思いました。問題はこのタイトルですと、手に取るの恥ずかしいってこと。私も一瞬躊躇したもの。これは、本屋で買わずにamazonを利用したほうが良かった。。
オバサンを「商人」「職人」「芸術家」タイプに分けているのも面白いし、なんとなく判ってしまうからたまらない。詳細は読んでね。
無理に若作りしたって本物の若者に勝てるわけはないのだから、現実を否定せず、楽しむこと。これは男にもいえるね。若者にはないものを歳の分だけ持っているものです。勝間某のかっこつけた話よりよっぽど身になる。
オバサンという言葉を連呼しているので、特に自分を直視できていないイタいおばさんは激怒しそう(ま、そういう人は読まないか)。
決して、オバサンになったら女を捨てろとか、逆にフリーセックスを進めているわけではありません。恐らく人生で一番長い期間であるオバサンという時代を世間の枠組に囚われることなくちゃんと地に足つけて謳歌したほうがいいんじゃない?という感じでしょうか。
タイトル以外はお勧めです。若い人にはわかんないかな、この世界。
- 作者: 岩井志麻子
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2010/05/08
- メディア: 新書
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