日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「密会〜アムロとララァ」富野由悠季 を読む

これ、最初文庫本より小さな変な版型で上下2巻で出ていて、読むのためらっていたら店頭で見かけなくなっていた。それがスニーカー文庫になっていたのね。BOOKOFFで購入。
 中身は、「ファースト・ガンダム」(この言い方って、勝手にファンが使っていたものかと思ったら、あとがきで富野さんが使ってた。作者本人が使ってるってことは公式なものなんですかね)のダイジェスト版。特にララァとシャア、アムロとの出逢いを軸に話を進めている。
 私は穴の開くほど「ファースト・ガンダム」を観ているので、活字で読んでも映像が浮かぶから良いのですが、観たことない人がこの小説だけで理解できるかは微妙かな。ダイジェスト過ぎる感じ。
 富野監督ご自身で書いているのでセリフはほぼアニメ通り。アニメで語られなかった行間や、前後譚が書かれていて私としては興味深かった。ララァって売春窟からのピックアップってのはこれが元ネタなのね。アムロの父テム・レイは階段から転げ落ちたところはアニメで描写されていたけど、まさか死んでいたとは。。
 アムロララァという傑出したニュータイプ同士の邂逅は、悲劇的な結末を迎える。でもそれは、助けてくれたシャアとの決別、アムロと一緒にいるために、アムロに殺してもらった。そーかーそういうことだったのかー、とこれを読んで改めて映像の方、観たくなりました。

密会―アムロとララァ (角川スニーカー文庫)

密会―アムロとララァ (角川スニーカー文庫)