小林 弘利著・角川文庫
平成が終わる前に積読消化継続中。奥付を見ると昭和63年5月。なんと30年も寝かせました(^_^;)。
小林さんは今も活躍する脚本家さん。「星空のむこうの国」からコバルト文庫でよく作品を発表していた小林さんの小説は30年以上前かなり読んでいました。
この本は、小林さんの大好きな映画制作を舞台にした物語。
1977年、「1941」制作に行き詰まりを感じるスピルバーグは、ふとしたきっかけで1938年のハリウッドにタイプスリップする。そこで繰り広げられるドタバタ喜劇を通じて映画への愛を再確認する。
このお話には1977年当時と30年代の監督、俳優が沢山出てきて、ある意味オールスターキャスト。今ならCGで当時の人を再現できるから、ハリウッドで映画化されればアメリカ版「蒲田行進曲」になるかも…。ハリウッドの眼に留まればよいなぁ。でも絶版になって久しいよなぁ。

- 作者: 小林弘利,和田誠
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1988/05
- メディア: 文庫
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