日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「星空のむこうの国」


小林弘利著・集英社コバルト文庫
奥付を観ると昭和59年11月15日初版発行、とあります。37年前です。
何度目かの再読です。前に読んだのは20年以上前。先月、小中和哉監督によりリメイク版が公開されたので、改めて読むことに。
これはその1986年公開のオリジナル版が出る前に出されたノベライズ版です。原作は小中監督ですが、脚本を書かれた小林弘利さんによって小説化されました。
 
 昭雄を慕う下級生、愛弓と圭子が、今回のリメイク版で大活躍するところとか、昭雄への想いや、クライマックスをシリウス流星群の直後、灯台近くの突堤にするとか86年版よりも今回のリメイク版はこの小説に近い感じがします。

 ストーリーは映画とほぼ一緒。ただ映画にはない、昭雄が学校で居眠りしながら理沙の夢を見るシーンの前、灯台への尾崎とのサイクリングのシーンと、新しい世界で理沙と昭雄が再会した後、理沙のなくなった世界の尾崎と愛弓が”星になった”2人に別れを告げるシーンが追加されています。映画的には蛇足ですが、映画を見た後であれば、こういうことがあった、というのも悪くはありません。
 
 しかしながら、この本は既に絶版。できることなら再販してくれないかな。小説版は、昭雄の苗字は森ではなく井上、妹は和子となっています。再販にあたっては、主人公の名前を映画と同じ森昭雄に、妹の名前を夏美に変えて欲しいな。小林さんに逢うことがあったら、なぜこの2人の名前が映画と異なるのか聞きたいところです。

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